moonshine  エミ




2002年02月25日(月)  光をあてつづける

 ここ何ヶ月か、ぼんやりと考えていたことが、最近ようやく言葉になってきた。それは、

「安易に楽観的な発言をしたり、いい方向で解釈したくない」
「善意の解釈は、自分にとって楽なほうに逃げてるだけだってこともある」

 ということ。
 うーん判りにくい。全然うまく説明できないな。  
 
 なんちゅうか、楽観的に解釈することで、真実(なんていうとめっちゃ大袈裟やけど)に辿り着けないことって、たくさんあると思うっちゃんね。
 もちろん、なんでもかんでも悪意でとらえたり、ネガティブ思考でいこうってわけじゃあ、ないんだけど。
 とにかく、私は、何でも見たいってことかな。
 
 いいことも、悪いことも、建前も本音も、
 周りの人々や自分自身を含めた人間の、優しさも冷たさも、強さも弱さも、何もかもから目を逸らしたくない。冷たかったり弱かったりが、すなわちマイナスだっていうふうにも考えたくない。
 そして、たとえば一人の人間の、大胆さと臆病さのように、
 一見まったく反対のように見えることや、何の関係もなさそうなこと、
 偶然や矛盾も含めて、何もかもが繋がってるってことを常に意識していたい。 
 
 最近、聞いた話。
「視力が落ちているのに、眼鏡もかけずコンタクトもしないでいると、
 やがて、瞳の中の、視力が良かった頃には光を感じられた部分がだんだん退化していって、矯正しても使い物にならなくなる」
 細かいニュアンスは違うと思うんだけど、その、
『使わないでいると、ダメになる』
 ってとこが、今の私にとって、かなり示唆的だった。
 視力に限らず、なんでもそうだよね。
 感じること、考えることに、鈍感にならないようにいたい。
 ひとつの事象、そのうわべだけを見て、判断しないようにしたい。

 ずっと遠くまで、
 すっぽり隠れて見えない裏側まで、
 暗いとこでも、
 見つづけよう。

 目に光をあてつづけよう。
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