まぁ、人間いつまでも落ち込んではいられないもので。 なんとか復活してきました。
ご心配してくださった皆様ありがとうございます。
まだいろいろ思うところはありますが、なんとか生きていきます。
これからもがんばりますっ。 おーーー。
ちなみに今書いてる小説の冒頭はこんなの。
------------------------------------------------------------------- どうして俺が正義の味方!? 〜闘え! 創作戦士ブックマン〜(仮)
「えっと、入部したいんですけども」 優也は教室の扉を開けると同時に告げる。 文芸部の部室であるはずの教室の中には、学校の先輩とおぼしき生徒が二人、本を読んでいた。 彼らはあからさまに目を見開いて、それからすぐに優也へと駆け寄ってくる。 「おおおっ、高菜っ。きいたかっ。入部希望者っ。入部希望者が出たぞっ」 「はいっ。広井先輩っ。これでこの部も廃部にならずにすみます。私達の今までの苦労が認められた結果ですねっ」 背の高い男の声に答えて、ショートカットの女が大げさにガッツポーズを見せていた。それどころか男の方などは天を仰ぎ、何か祈るように手を合わせて呟いていた。 「ああ、神よ。感謝します」 二人の急激な反応に、優也は唖然として金魚のように口を開く。しかし二人は自分の世界に完全に入り込んでいて、全く答えようとはしない。 「あ、あのー」 何とか声を振り絞ってみる。 優也は何か間違いを犯したかもしれないと微妙に感じていたが、まだこの時はほんの少しの違和感を覚えただけだった。 優也の声に二人はやっと正気を取り戻したのか、広井先輩と呼ばれた男の方が優也の方へと歩み寄ってくる。 広井は優也の肩に手を置くと、満面の笑顔を覗かせる。 こうして隣に立つと同じ高校生とはいえ、体格の違いを感じさせた。 優也はかなり背が低い。高校一年で身長一五〇そこそこな男子は、そうはいないだろう。対して広井の方は、恐らく一八〇以上あった。優也も身長の割に肉付きはしっかりしている方ではあるが、これでは大人と子供ほど違うようにも見える。 自分よりもずいぶん大きな体の、それも先輩がそばにいると、かなりの威圧感がある。 「おっと、君すまないね。入部希望との事で歓迎するよ。まぁ、こんなところにつったっているのも何だし、そこに座って話を聞かせてもらおうじゃないか」 広井はにこやかに微笑みを漏らすと、すぐそばにある机の方を指さす。 「あ、はい」 優也は素直に頷いて、それから机の前の椅子に座る。少しばかり驚きはしたものの、こうして話してみればさほど変にも思えなかった。さっきのは部員が少なくて大変なのかもな、と一人結論づけていた。 しかし広井は優也の反対側に腰掛けるが、若菜は側によるでもなく、むしろ逆に入り口の方へと向かっていた。 「え、あれ。そっちの先輩は」 「ああ、うん。逃げられないように入り口を封鎖……じゃなくて、見張ってる……でもなくて。うん、いや、まぁ、そういうことだから、気にするな」 「気にします!? それ、思い切り気にしますから!? むちゃくちゃ入口封鎖してませんか、ちょっと!?」 優也は大声を上げて後へと振り返る。 「まぁまぁ。別にとって食う訳じゃなし。気にするな。とりあえず話くらい聞かれてくれたまえ。どうしてうちの部活に入部しようと思ったのかね」 広井はにこやかな笑みからきらりと歯を光らせていた。むやみやたらにさわやかさを演出している。 「気になりますから!?」 「ふむ。まぁ、とはいえ君も入部するつもりできたのだろう。なら、話だけでも聞かせてくれないか」 思わず反論してはみたものの、広井の言葉に少し声を失う。 確かに多少入口を封鎖されようが何だろうが、部活に入部しようと思ってきた事は間違いがない。とりあえず話だけでもしなければ、何も始まらないのは確かだ。 優也は頷いて、それから志望動機を話し始める。 「いや、まぁ。ここ文芸部ですよね。俺、本とか好きですし。自分でも書きますから、そういう仲間がいるところだと楽しいかなと思って」 優也はやや躊躇しながらも答える。ややおかしな先輩達ではあるが、悪い人ではなさそうだった。文芸を目指している人間なら、多少は変わったところがあるものかもしれないと優也は思う。 「なるほど。確かに君の言う通り、仲間がいるというのはすばらしい。物語だって、実際には一人では作られないからな。いろんな人と触れあって作り上げられていくものだ」 広井の言葉に、優也も頷く。 小説を書く作業は確かに一人でするものだと見られがちではある。しかし一人で出来る事には限界がある。物語を作るという事は、無意識にせよいろんな形で誰かの手を借りているものだ。 「そうね。仲間がいるって事は、すばらしいわよね。どんな事でも協力しあって、あるいは切磋琢磨してこそ、本物になれるわ」 若菜も腕を組みながら頷く。相変わらず入り口の前に陣取っていたのは気になったが、元々入部するつもりではあったのだから、それほど気にする事でもないだろう。 「よし、じゃあまず君の名前をきかせてくれ」 「あ、はい。卯月優也です」 「ふむ、卯月優也、と。クラスは」 「二組です」 「ふむ。一年二組と。そうすると担任は大滝先生だな」 「あ、そうですね」 広井の言葉に頷くと、さすが先輩だけによく知っていると思う。 「ではこの入部届けに間違いはないかな?」 言われて見ると、いつの間にか広井の手には入部届けに優也の名前とクラスが書き込まれていた。 「あ、はい」 ゆっくりと頷く。 その途端、若菜が広井の側に駆け寄るってくると、 「広井先輩っ。やりましたねっ。これでもう入部ですよっ。間違いありませんっ」 「ああ。若菜。我々の苦労が報われる時がきた。新ヒーローの誕生だ!」 広井は大きく頷くと、それから優也の肩に手を置いた。 はい? と頭の中で訊ね返すが、広井はそんな優也の心境など全く気にしていない様子で、大きく笑う。 広井達の態度から見て取れば、どうやらこの部は廃部寸前であった様なのはわかる。昨今は文芸などと言うものは、好まれないのかもしれない。 優也が入部する事で、部活の最低構成人数である五人を確保する事が出来たのかもしれないが、それにしてヒーローとまで言われてしまうのは違和感がある。 「あの……」 優也は問いかけようとするが、しかし広井は全く優也の言葉を聞かずに、高らかの宣言したのだった。 「では、卯月くん。たった今から君を、新しいヒーロー。そうだな、君は本が好きなようだから、ブックマンに任命する」 「は?」 広井の台詞は全く意味がわからない。思わず訊ね返してしまったのも、無理がないだろう。 「そ、それは一体?」 「ん。もちろん正義の味方に決まっているじゃないか。もちろんこの文芸部兼ヒーローアクション部に入部したからには、ヒーローとして活躍してもらうぞ!」 広井の言葉に、思わず優也は吹き出していた。 「い、いま何ていいました?」 「ブックマンはそうだな。必殺技は、やはり本に関係するものがいいだろう。手にした本の世界を具現化出来るとか、そういうのな。よし、若菜。さっそくヒーローマシンに入力してくれ」 「広井先輩、任せてください!」 優也の質問には全く答えずに、若菜が近くにあったノートパソコンになにやらデータを入力していく。 「ちょっ、何をしてるんですか。つか、文芸部兼ヒーローアクション部って、それ何ですかっ。有り得ません、アリエマセンよ。ぜんぜん関連性がないですし!?」 「はっはっは。気にするな」 「気にしますよ!? さっきの比どころでなく、気にしますから。いや、俺、帰らせてください。いや、マジ帰りますからっ!?」 「ふむ。残念だがもう遅い」 広井の言葉に、若菜が頷く。 そしてノートパソコンのエンターキーを思い切り叩いていた。 「ニューヒーロー、インプットオン。ブックマン、エンター。チェンジ、卯月優也!」 若菜の声ははつらつとして、部屋の中に響き渡った。 その瞬間、優也の身体が思い切り輝き出す。 「な、なんですか、これはーーー!?」 「さぁ、新ヒーロー。ブックマンの誕生だ!」
-------------------------------------------------------------------
まぁ、こういうコメディ系の話と、もうひとつ切ない話を書いていこうと思っています。
ではではー
Web拍手コメント 「本気で体調整えてくださいね。あと拍手がこないのはうちも一緒です(つづく)。 けど、めげることなくぼちぼちやってます(開き直りとも言う)。」
ありがとうございます! お互いがんばりましょうね。体調はぼちぼち良くなってきました!
ふふふ。そちらにもこっそり拍手しておきました(笑)
「体調に気をつけてくださいね。そしてがんばってください。応援してます。」
ありがとうございます!! なんとか整えますねー。
応援してくれる人がいるとそれだけで元気ができます。
「拍手いっぱい押してみました。応援応援。」
ありがとうございます! すっごい嬉しいですよー(笑)
がんばりますっ。
ではではー
|