2004年04月22日(木) |
ぴっち落とした…… あーんど、新作ちょっとだけ。 |
ども、翔です。
……ぴっちおとしたーーーーーーー!!!
幸い、拾ってくれた方がいて、電話がつながったのでほっとしていますが。 まぁ、もしこれがみつからなかったら、大変です。
なにせ電話番号とかメモってないので、誰の連絡先もわからなくなるところでした。
最寄りの駅に預けてくださるそうなので(電車の中で落としたため)、明日とりにいきたいと思います。
はぅ。 あぶないところでした。
さてさて、それはともかくとして。 新作。書き出してみました。
タイトル。何にしようかな。 うーーーん……。
「こころいろ」
というのが今のところ浮かんでいるのですが、仮題でつけておきます。 でもちょっとまだ本当の仮中の仮で。
『こころいろ(仮)』
珍しくすでに先客がいた。
遠目だけにはっきりとは分からないが、恐らくは女の子だろう。 歳の頃は十四、五歳と言ったところに見える。恐らくは優弥とほぼ同じくらいだ。
肩にはつかない程度に切りそろえた髪が、ふぅっと風に揺れていた。
彼女からゴールはやや離れたところにある。ここからなら十分にスリーポイントの距離だ。バスケットボールを握りしめる手に力が入ったのが、ここからでも見てわかる。
水色のキャミソールの上に、グレイッシュピンクのプルオーバー。カーキ色の裾搾りのカーゴパンツから、白い足首を覗かせていた。
シュートの練習にしても、あまりバスケをするような格好では無い気もするが、煌めく光の中でどことなく眩しく見えた。
公園の一角に燦々と輝く日光が、彼女のうなじをじわと濡らしている。
そよぐ風が心地よかった。しかし夏のあぶるような日差しは、それ以上に熱気を吐き出している。
しかしそんなことはお構いなしとばかりに、少女は意識を集中させていた。ふぅ、とひとつだけ息を吐き出したのがわかる。
同時にボールを頭上に掲げ、それからすぅっと音もなく放り投げた。
「あっ」
彼女は思わず声をこぼしていた。澄んだ綺麗な声だと優弥は思う。
だが肝心のボールは、残念ながらゴールからはややそれていく。恐らくは投げ損なったのだろう。
しかし明らかに逸れたボールに向かって、少女は一言「はいれっ」と叫ぶ。
叫んだってて入る訳ないよ、と内心では思うがもちろん口にはしない。ボールの行方をじっと見守っていた。
しかしその瞬間だった。
さぁっと軽く風が流れる。その風に乗ったのか、ボールは円を描くように曲がってゴールの板に当たった。そして跳ね返ったかと思うと、ゴールの縁に辺りぐるぐるとまわる。
しかし残念ながら、ゴールに弾かれてボールはそのままこぼれ落ちていた。
ボールはころころと優弥の目の前まで転がって、ちょうど足元で動きを止める。
少女は優弥へと振り返って、微かに目を開いていた。大きな瞳が優弥をはっきりと捉えている。
少女はくすっと笑みをこぼして、それから口元に人差し指だけ立てて当てると、その指先をくるくるっと回してみせた。
「ねぇ、君。いま入る訳ない、とか思ったでしょ?」
「え、なんで!?」 わかるんだ、と彼女の問いに思わず答えてしまう。
「やっぱりね。そうだと思った」
彼女はうんうんと頷いて、それから優弥に向けて手を差し出す。
どうでしょうか? 面白そうですか? いつもと違って、ちょっと静かな始まり方にしてみたのですが。
惹きつける何かがあればいいんですが、ちょっと大人しすぎかなぁ。
うーーーん。 でも、楽しんでもらえるようにがんばりますっ。
ヒロインのこころも可愛く書けてるかな? うーん、難しい。 最初予定してたキャラとずいぶん変わっちゃいました。
まぁ、そんな訳でまた書き直すかもですけどね(笑)
とりあえず続きをよみたいと思われた方は、ぜひ拍手をどうぞーっ(笑)!
ではでは
Web拍手コメント 「拍手してみたらちょうど真希ちゃんコメント……嬉しいっvv」
ありがとうございますーっ。いちおう許可もらってないのでお名前は伏せさせてもらいますねっ。
ちょうど「さよならはまるいかたち」の感想で真希可愛いと思ってもらえたところだったんですよねっ。わーいわーい。 私も嬉しいです。
「いろいろな物事に流され、翻弄される(?)龍二。なんかツボです(^-^;;」
龍二。なんか意外と評判いい様子。 なんか彼は彼なりにがんばってもらいたいところですっ。
ではでは、ありがとうございましたーっ。
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