翔くんのときどき日記

2003年10月14日(火) もうすぐ

さて、具合もかなり良くなってきて、そろそろ退院できそうな雰囲気です。


でもスランプです。

小説を書く気になりません。

……と、いうよりも自分が何を書きたいのか見失ってしまっている雰囲気です。



こう何か書きたい衝動はあるんですが。

自分が本当に何を書きたいのかわからないんです。


もちろん私が書きたいのは、人の心、でそれは変わらないんですが。

実際にどうやって表現したいのか。
それがわからない。

自分の伝えたいものがわからない。



しばらくいろいろ考えてみるべき時期なんでしょうか。


シリアスが書きたいのか、コメディが書きたいのか。
どんなキャラが書きたいのか。どんなストーリーが書きたいのか。

読者に何を伝えたいのか。何を感じて欲しいのか。

わからない。



壁ですかね。
なんだか考えてみては、どうもうまく行きません。




このあいだひさしぶりに僕まほリニューアルを読み返してみました。

……

正直なところ、いや、まぁ、よくこの作品で二次まで残ったな、と思います。
小説賞はコンベンションですから。たまたま比べられた作品がいまいちだっただけなのでしょう。

実際、一次で落ちた作品の中にも私の作品より優れた作品がいてもおかしくないのです。他により優れた作品があれば、どんなに良い作品でも落ちてしまうのが小説賞ですから。逆にいまいちの作品でも、周りのレベルが低ければある程度のところまではいくこともある訳で。

たまたまそうだったのかな、と思います。

構成、ストーリー、キャラクター。
いろいろな意味で駄目な部分がよくわかります。

まぁ、私は基本的には自信家ですから、それなりには面白くまとまっていると思うんですが。

こう読んでいてわかったのですが、深みがないんですよね。
説明も不足しているし。どうにも自己完結してる感じです。

読者不在の感があります。

荒唐無稽な話だけど女の子が可愛ければいい。
エンターテイメントの小説っていうのは、えてしてそういう部分があります。
ようは何かしらで楽しければいい訳で(もちろんかっこいい男でも可)。


僕まほりにゅもそんな感じかなぁ、と思ってみたりました。
結愛が可愛いから、とりあえず残してみた、というような感じで。

それはそれでありがたい事です。
またそうだとしても、そこは誇るべき事だとは思います。



しかし。私が書きたいのは「可愛い女の子」じゃないはずです。
いや、それも書きたいんですけど、それが一じゃないはずです。



私がホントに書きたい部分。

今まで書いた小説を読み返してみると、あまりかけていない気がします。



私が自分の作品の中で、天使になんてなれない、が一番好きなのは。
未熟な作品でも、自分が書きたいものを書けているから、なのかな、と思います。


また僕まほでも「昔のがみたい」という人もいました。
読み返してみると最初の作品の方が、その辺りをかけていた気もします。


なんだか僕まほりにゅは妙に狙った感じがして、その癖それも書ききれてなくて。

自分の力の無さを思い知らされます。


だめだなぁ、私。





いろいろ見失っているものがある気がするんです。


だから、少し考えて。
本当に書きたい話を、次は書こうと思います。


だけど今は何を書いたらいいのか、全くわからなくて。
しばらく沈み込んでいるかもしれません。


もう少し、何とかがんばりたいな、と思います。


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香澄 翔 [MAIL] [HOMEPAGE]


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