ども、翔です。
まぁ、なんつーか。 昨日はかなり体調が悪かったようです。
いまもまだ回復しきれてない様子。 いろいろと精神的に潰れているのもあって、体の方にも影響が出ているのでしょうか。
まぁ、でも元気にならないとね。
とりあえず元気になる為にも、気分一新、という訳で。
新作の構想など練ってみました。
次の電撃用の作品になると思います。 SDには今回は出さないかなぁ……。余裕ないっすー。
とりあえず、せっかくなので、例のごとくさわりだけ公開ー。 ------------------------------------------------------------
タイトル未定
「ねぇ、セックスしようか」 美香は突然、僕の部屋、それも僕のベッドの上に腰掛けて、そんな事を呟いた。 「な、何いきなりいうんだよ。なんだよ。その、それは僕の事が好きとかそういうことなのか?」 うろたえながらも少し期待も込めて答える僕に、でも美香は笑って否定していた。 「何ばかいってんの。そんなことあるワケないじゃん。なんで私があんたみたいなさえない男を好きにならなきゃいけないのよ。 ただそういう事に興味があっただけ。あんただって年頃の男なんだし、興味ない訳じゃないでしょ。なんたって十六歳でやりたいざかりだもんね。 まぁ、でも私も今は相手もいないし。なかなか私に釣り合う男もいそうにないしね。じゃあとりあえず幼なじみのあんたでもいいかなって。それだけ」 一気に言い放つと、美香はふんと顔を背ける。どうやら何か勘にさわる事を言ったらしい。そんなに否定しなくてもいいだろ、と内心思う。 「ずいぶんないいようじゃないか、それ」 僕は落ち着いたふりをしながらも、それでも本当は胸の中で心臓が太鼓でもうちならしているんじゃないかと思うほど、鼓動を大きくさせていた。 この音が美香に聞こえなきゃいいとは思う。もし感づかれたら、ここぞとばかりにからかわれ続けるに決まっている。 この台詞だって、たぶんホントは僕と、そのえっちする気なんて全くなくて、ただからかって僕の反応を楽しんでいるだけなんだ。昔から美香は意地が悪いから。 でも美香は行動力があって、いつもはっきりしてて、正義感もあって、案外優しいとこもあって、時々女の子っぼいとこもあって。それにすごぶる可愛くて。 ほんとに幼なじみでなければ、彼女が僕と仲良くしているなんて事も無かったと思う。 僕にとって美香は憧れで、誰よりも大切に思っている人で。 だからそりゃあ、美香としてみたいけど。 でもこういう形でなんていうのは望む形じゃない。僕にもちっぽけかもしれないけどプライドもあるし、それに美香にだってこういう事はそんなに簡単に決めて欲しくない。 「僕はそんなのごめんだよ。どうしてもっていうなら、他で男でも探せよ」 「何よ。ホントはしてみたいくせに」 「るっさいな。お前だって、そんなお手軽に決めるんじゃなくて、初めての時くらい好きな男としておいた方がいい」 「説教ぶらないで。いいわよ、もう毅になんか頼まないから」 美香は少しとげのある口調で答えると、そのまま立ち上がり歩き出す。 ドアを開けて、それからくるりと振り返って一言だけ告げていた。 「ばいばい、毅」 僕はこのとき夢にも思っていなかった。これが最後の会話になるだなんて 美香はこの時。十一月十三日金曜日、午後五時四十二分をもって、この世から姿を消したから――――
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元気ださなきゃな。 前向きなのが、僕の取り柄だしー。
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