| 2002年11月27日(水) |
嘘つきは妹にしておく |
ども、翔です。
タイトル。これMF文庫Jから発売された新刊のタイトルです。
これをみた時、私の頭に浮かんだのは「ああ、また妹ものか」というものでした(笑)<まて
でもイラストが、妹ものにしてはあまり萌え系でなくて。どことなくひかれるものでした。
でも、まぁ、でも妹ものはなー、と思って立ち去ろうとしたんですが。 やっぱりきになったんです。
「嘘つきは妹にしておく」
しておくってどういうことだろう。 それを嘘つきを?
……なんだろう。どういう話なんだ……?
と、気になって。結局手にとってました。
で、冒頭をよんだんですが。
ああ、これは買おう。 素直にそう思えました。
ある日、主人公の鞄の中に見も知らない本が入っていた。 しかもかなりの乱丁本で、真っ白な部分ばかり。
なんかの間違いか。あるいはいたずらかと思った主人公は。 本を捨てようかな、と思って。
でも、ふとそこでもしかしていわくつきののろいの本とかで、こうやって知らないうちに本を相手のところに回すような、まぁ、一種の遊びみたいなものかと思って、自分も同じ事をしようとして放課後に一年生の教室に向かう。
自分が元座っていた席に、さぁ、本をいれよう、とした瞬間に。
ふと声をかけられる。
それは緑色のTシャツの少女だった。
そして、彼女はその本の妖精だという。 その本は「物語」がばらばらにしまっていて、それを集めなきゃいけない。そうしないと自分は消えてしまう。
それぞれのパーツは、その物語の登場人物達とよく似た特徴をもつ人間達のもとにいっている。だから、そのパーツを集めて欲しい。その為には、そのパーツをもっている人と心を通いあわせなきゃいけない。
突然、そんな事を言われる。
ようはそんな話です。
作者の清水マリコさんといえば、ゲームのノベライズで有名?な人で。kanonのノベライズをしている人だ。
私が小説版kanonを読んだ印象は。初めは素直に面白いと思ったが、あとで読み返してみると、……まぁ、つまんないんだなぁ。これが(笑)
どうやらkanonという物語があったからこそ読めた訳で、小説としての出来はよくない訳で。
な。訳で、作者が清水マリコだというのをみて、やっぱ買うのよそう、とも思ったりして。
それでも最初のシーンを読んだ後、続きが非常にきになって、結局かってました。
文章はそんなにうまくないです。 会話がやや多めですが、特別に気になるほど多いって訳でもない。 一人称だけど、地の文が続く時もある。
キャラクターもぜんぜん萌えじゃない。 ごく普通の、でも特徴のある人物達。
ストーリーも物語のパーツあつめ。 すごく目新しい話って訳ではないけど、とても気になる話。
まだ1/3くらいしか読んでないけど。面白いです。これ。 いまのところは素直に「ああ、買って良かった」と思えてます。
そんな訳で。 私の今日このごろでした。
いちおう公式ページの紹介文はこれ。
ではー
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