2001年10月16日(火) |
ジャーニーマンの大記録への期待 |
ボストン・レッドソックスの野茂英雄投手が、アメリカン・リーグ最多奪三振のタイトルを獲った。40傑の中でイニング数(野茂=198)より奪三振数(同220)が多いのは、ア・リーグでは野茂と9位のペドロ・マルチネスだけ、ナ・リーグでもトップのランディ・ジョンソンら3人だけである。野茂の同タイトル獲得は6年ぶり2度目。両リーグでの獲得は史上5人目になる。 野茂は肘の故障などにも悩まされ、ここ数年必ずしも満足のいく成績ではなかったが、今シーズン最初の登板でノーヒットノーランを達成して健在ぶりをアピールした。トレードで5球団を渡り歩き、「ジャーニー・マン(日本風には渡り鳥)」とも呼ばれるが、おかげで古巣ドジャース以外の全球団から勝ち星を挙げるというおまけがついた。 ところで、メジャー在籍丸6年になった野茂はFA資格を得る。本人は「必要としてくれるところでやりたい」と話していて、ドジャースと同じナ・リーグ球団への移籍も考えられる。こうなったらドジャースからも勝ち星を挙げて大記録達成をして欲しい。あくまで野次馬としては…だが。
「法治世界」の実現は不可能か(10/16)
昨日の書き込みについて、「一理あるが、もし日本がテロの被害を受けても『平和主義』で解決するのだろうか」というご意見を頂きました。 確かに難しい問題です。勿論、日本とて攻撃を受ければ「正当防衛」の権利はあります。しかし、十分に説得を尽くさず、自分からある国に乗り込んで爆弾を落とすやり方が「正当防衛」であるとは、どうしても思えません。当事国ではあっても、違う選択がある気がします。 私は、「法治国家」ならぬ「法治世界」の実現を思い描いています。「今なら」日本はその旗振り役になる資格を持っています。今回で言えば、首謀者を外交的手段(武力以外)によって公の場に引きずり出してオウムの麻原のように裁きを受けさせ、同時に彼に同調する人たちが持つ不満に真剣に耳を傾けて問題の「根を絶つ」事。たとえ当事者となっても、私怨に基づく武力行使ではなくネゴシエーションで解決する姿勢を示せば、世界は必ず風をくれると私は信じたいのです。甘いでしょうか・・・。
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