寒い日を数えて過ごすうちに、暦を一枚めくっていた。 時は過ぎて、風化するかのようにとても早いスピードで 駆け抜けていく。 誰かの誕生日もいつかの悲しい出来事の日も、 町を上げてのイベントも、私を素通りしていった。 私が素通りしたのかな。とにかく時は進んでいる。 前へ前へと進み、未来を過去へと流し、 私の思いを押し上げ引き上げ、進んでる。 毎日する事。笑う事。慈しむ事。話をする事。怒る事。 それからそれから…流れる時の中でも私は、 絶えず変わらぬ事を大事に思いながら生きている。 雪を知らずに吹いた風は、少しせっかちな明日を 連れて来た。若者は、それがいいと立ち上がり歩くのです。
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