快賊日記「funnyface」

2006年06月06日(火) 落日

新しい物に触れた時。
懐かしい物に触れた時。
私はいつだって自分の記憶を辿っている。
それは全く関係のない事かもしれない。
懐かしく感じるだけで、知らない初めての
ものかもしれない。
だけどそこに何らかのつながりを見出して
しまうのは、私が私の世界で生きているから。
そしてきっと誰もが自分の世界の中で
生きている。
大切な記憶、宝物のような思い出。
すべては私だけが持っていて、私だけにとって
大切であり、私だけにとってこれからも
未来に繋がる道標。
人はなんて小さいのだろう。
何て小さい世界で旅を続ける生き物なんだろう。
それはとても大切でとても愛しいと思える。
全てが自分の記憶に還元されてしまう。
その思いがあるからきっと生きていけるのだろう。
だから前へ進もうとするのだろう。
全てを切なくする記憶は、きっと私を強くする。


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