快賊日記「funnyface」

2005年10月31日(月) 誓いの日

古い友達の事を凄くたまに思い出す。
本当にたまにで。それはそして何気ない時。
きっともしかしたらもうずっと会えないままの
友達かもしれない。
だからこそよく思い出すのではなくたまに思い出す
のだろうと思う。それでもその頃の私にとって
とても大事な友達で。そして薄情な思い出し方の
くせして、今なお大事な思い出の人だったりする。
同じ夢を持っていた人は特別なのかもしれない。
いつか久しぶりに会ったのが最後。
綺麗な色の目をした子を抱き美しく微笑んでいた。
それでも一緒に生意気を言っていた頃の事を
捨ててはいない瞳で。私は冗談のように誓いをたて、
その人は冗談のようにその誓いに頷いた。
きっと冗談で本気で少し諦めもあったのかもしれないけど。
こうして覚えている私がいるのは本当で。
だからきっとあの時の二人の思いはやっぱり本気で
今も続いているのだと思う。
その誓いを守る為、私は今まだ必死にあがいている。
だからもし今忘れてしまったあなたがいたとしても、
私がその誓いを違えず叶えた時はきっと思い出して。
今だってあの笑顔を思い出せば、見惚れてやまない
私がいるのだから。頷いた横顔の少しの涙。
それが私の、今も続く誓いの思い出。


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