快賊日記「funnyface」

2005年07月07日(木) 天の道標

見上げた空は雨は降っていない
ものの、完全な曇り空。
幼い頃に聞いた物語の大切な一日は、
ほとんどがこんな天気。
まぁ梅雨の時期の関東に住んでいたら
仕方のない事だけど。
久しぶりに思い出した物語。
多分それはまだ幼い彼のせい。小さい彼が
口にした動物のお医者さんになりたいという夢。
あまりに可愛くて大きな笹の葉に願いを託した。
まだ字も知らない子供の素敵な夢。
代わりにペンを取った私はきっとその日一番の
笑顔だったはず。
彼は今どうしているだろう。今日の曇り空を悲しい
思いで見上げているだろうか。
届かない思いに小さな胸を痛めているだろうか。
時に大人の都合で淋しい思いをさせてしまうけど。
でも、大丈夫。たくさんの愛を貴方はこれから
もらって生きて行くはずだから。
見上げた空は星が見えない今日だけど、
私が見上げた空と君の空は繋がっている。
一年に一度しか会えないなんて神話だけ。
いつだってすぐにだって、その愛しい瞳に会いに行く。
いつからか雨が気にならなくなった七夕。
今年からは幼い頃と同じ思いで空を見上げる事になりそうです。


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