初夏の風が気持ちいい日。 夕暮れ時がとても綺麗でついついカメラを取り出して しまう事が増えてしまいます。 いくつも写真を撮っても結局何に使うわけでもなく。 それでも昔からよく写真を撮っていたような 気がする。多いのは空の写真。 よく空を見上げるから。それと猫。 それでも彼らはあまりじっとしていてくれなくて 後から見るとだいたいぶれていたりする。 それすらもいとおしく思えるのだから彼らはやっぱり 凄いと思う。残しておきたい瞬間がある。 いつか色あせてしまうであろう遠い昔の記憶。 その時に何を感じたか。今では思い出せない事柄。 全部本当は収めておきたいのだけど。 撮った写真に始めて気づかされる事があって 悔しい思いをするから、本当に大事な時は自分の目だけを 頼りにする。それでも鮮やかな今を撮りたくて。 「カシャ」瞳とフィルムに残る色はきっと同じ。 全員が同じ思いになるこの瞬間。何よりも大切な瞬間。
−国立競技場の夕涼−ガンバレ、ニッポン
|