人の命を預かる仕事というのは とても大変だと思う。 責任も重大で、ほんのちょっとの過失が そのまま人の死に繋がってしまう。 だからこそいつでも神経を敏感に していなければいけない。 最初からそんな風に分かっていなくても 仕事を続けていくうちに覚えていったり。 とにかく仕事上人の命を預かるという職業が 世の中にはたくさんあって。でもだからといって そういった職業に就いた人が全員立派な人でも なく。もともと立派でなくていいと思う。 でもいつでも自分は人の命を預かっているのだと 思って仕事をしていく事で立派になって いくのだと思う。天災には敵わないというけど、 ならば人災で大事な人の命を奪われてしまったら 人はどうやってその悲しみを乗り越えていけばいいのだろう。 恨んでも怒ってもその人は帰ってこず。 事故になって亡くなってしまったというのではなく 殺されたと認識してしまう。そういう思いは 強く深く心に残る。残された事がもう被害者なのに 自分だけ残ってしまったと被害者の人が加害者の 気持ちになって自分を責めてしまったり。 遠い町に住む私にさえあまりに衝撃的でTVを通した 涙も伝染する。どうかこの先同じ事が起きないように。 過失。字で書けば短く簡単なこの文字があまりに 多くの悲しみを呼んでしまう。 今はただその痛みが早く早く和らぐよう祈るばかり…。
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