長いお別れ。(最後の日記。今日は是非読んで下さい。) - 2004年07月07日(水) 遂に。。。最後の日記を書く日が来た。 今、何かの縁でこのペィジに来てくださった全ての方々に、 心の底から感謝します。 それから、Myエンピツに登録してくださっていた方々、 私の日記に投票してくださった方々、 優しいメールを贈ってくださった方々。 私の日記を好きだと言ってくださった方々。 どうもありがとうございました。 本当に嬉しかったし、私の力になりました。 最後まで拙い文章しか書けませんでしたが、 いっぱい悩んで、いっぱい泣きながら書いたので、 最後の日記を、どぅぞ読んでやってください。 七夕。 織姫と彦星が1年にたった1度、しかも晴天の日のみ会えるという伝説の日。 クリスマスやバレンタインに比べると、世間の意識は低いと思う。 だけど、私はもぅこの日を忘れる事は無い。 たとえ天気が晴れでも雨でも。 一生忘れられないよ。 忘れられるわけがない。 この日、私の運命は大きく変わった。 去年の今日、彼に裏切られていた事を知った。 二股を。。。されていた。 私は自分の不幸をひけらかしたり、リストカットをしたりして 彼を惹き付けようとした二股相手を恨んだ。 そして、「ごめん」とただ泣く彼を恨んだ。 私は、泣く彼なんか見たくなかった。 「ごめん」なんて言葉もいらなかった。 ただ、「私だけが好きだ」と言って欲しかった。 私を抱きしめて、「相手とはすぐ別れるから。」そう言って欲しかった。 でも、「どうしていいかわからない」としか、彼は言わなかった。 「奈落の底に突き落とされる」というのは、 まさにそういう時の為の言葉だ。 それはあまりにも突然で、唐突で。。。 私の景色は、色を無くした。 数時間前に「なちとずっと一緒にいられますように」と書いて笹の葉に短冊付けたじゃん!! あれは嘘だったの?? 「ほんとにずっと一緒にいたいよ」と言って、はにかんだのは何だったの?? その笑顔は私だけの物じゃないの? 私って一体何なの? 今までのこの思いはどうすればいいの? 。。。。 いっそのこと、狂って仕舞いたかった。 オカシクなった方がよっぽど楽だった。 人はなかなか強いもので、 最愛の人に裏切られても、オカシクはなれなかった。 楽になりたかった。 ここだけの話、自殺も考えなかった訳じゃない。 でも、もし自殺を図ったとしたら。。。 家族が悲しむ。 亡くなった父が悲しむと思った。 それに、自殺行為を図る私は、二股女と何ら変わらない。 そんなの嫌だ!! 私はそんな安い人間じゃない。 それだけは私のプライドにかけて、絶対に嫌だった。 これだけ冷静な思考力があったのだ。 オカシクなどなれるはずがない。。。 でも、そのプライドだけが、私の理性を繋ぎ止めていた気がする。 ちゃんと話し合える事はもぅなかった。 彼は仕事の関係で、朝も夜も働くようになっていたからだ。 七夕から5ヶ月ぐらい経った頃だろうか。 私は一方的にメールでさよならを告げられた。 空虚な気持ちと、どこかホッとしたような気持ちと、 彼への愛情の持って行き場に困るような。。。 そんな、様々な感情が入り混じった気持ちだった。 彼からのメールを見た時やっぱり泣いたけど、 特別沢山は泣かなかった。 「泣く」という行為はもはや私の中で特別でも何でもなかった。 それから、「さよなら」の実感がさっぱり湧かなかった。 彼に裏切られた事を知って以来、私はずっと苦しみ続けた。 「もしあの時あぁだったら」 「もし彼の仕事が上手く行っていたら」 「もし遠距離恋愛じゃなかったら」 答えに辿り着くことのない事を、私は一体何度考えただろう。 「もし」なんて考えても仕方が無い。 「もし」なんて有り得ないのだ。 でも、考えずにはいられなかった。 「前向きになろう」という気持ちの日と、 「やっぱりもぅ駄目だ」の気持ちの日を繰り返す毎日。 私の景色は色を失ったままだった。 恋は、何故に人をこんなに苦しめるのだろうか。 1年の間に何が変わっただろう。 進級、就活、卒論。 そして、髪は胸まで伸びた。 私は思う。 もぅ本当に誰かを好きになる事は、ないと。 そりゃそれなりに誰かを愛する事はあるだろう。 誰かと恋人になって、結婚して、子供を産んで。。。 きっと、そんな当たり障りない人生が待っている。 だけど、彼を好きになる程の思いを抱く事はない。 色々な物を、もぅ使い果たして仕舞ったようだ。 けど、別にそんなに悲しむ事ではない。 眠気を帯びたような、そんなゆったりな時間が流れるだけだ。 そんな気がする。 日記を書いて良かったこと。 それは、彼と話せたことに尽きると思う。 今年の春に突然、2度ほど彼と話す事が出来た。 私の日記を見て、連絡をくれたらしい。 彼から一方的なさよならのメールをもらって以来、 ううん、その前からずっとずっと私は彼と話がしたかった。 「さよなら」の実感がないまま、毎日をやり過ごす日々は、 私を余計辛くさせた。 電話では、今までの事や、お互いの近況などを話した。 彼はいまだに多忙なままで、声だけでも疲れていることを十分うかがわせた。 本当に聞きたかったことは聞けなかった。 逆に予想だにしていなかったことを聞いた。 最初は、話をする、それだけで、十分な気もした。 だけど、人間とは欲深い生き物で、話している内にそれ以上の感情も湧いてきていた。 けど、「もっと話したい」「会いたい」と口先まで上がっている気持ちを、グッと抑えた。 彼は「またね?」と言って電話を切ったけど、それからもぅ連絡は無い。 それは十分予想できる事だったし、実際そんな気がしてた。 彼が最後に言った何気ない「またね?」というフレーズを、私は心の中で繰り返す。 もぅ二度と聞くことが無いであろう、貴方の声を忘れないように。 たっちゃん、またね? 絶対、生きてね? 今夜の広島は、あいにく曇りだよ。 ...
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