子供の頃に親にさせてもらえなかったことって、年いっても忘れられないものなんだな。
私の母は、親にお祭りの屋台の綿菓子を買ってもらえなかったのがすごく心残りだったらしい。
母は祖母に対してより、私に子供のように甘えることがあった。
父と男子学生さん二人と私と滝を見に行った帰り、縁日で綿菓子を買って、歩きながら食べた。
まさか綿菓子を堪能できて満足してしまったということでもあるまいが。
祖母は八人の子供を育てなければならなかったから、母一人に甘くするわけにはいかなかっただろう。
元々頭悪い筋なんだから仕方ないな。
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