衛澤のどーでもよさげ。
2008年11月01日(土) 飢え舌。

腹が減る。
季節柄かどうかは知らねど腹が減る。三食きちんと喰っていても腹が減る。困ったものだ。
体脂肪を落とさなければならないのでそれに必要な分と基礎代謝分を合わせた以上の熱量は摂るべきではない。だから少量のものをちょっとずつ口に入れて高回数咀嚼する。少しの量で満腹感を得られるように。

しかしなかなか満腹感は得られない。いや、ほしいのは満腹感ではなく満足感かもしれない。この二つは決して等しくはない。
確かにちまちまと少量ずつを高回数咀嚼すれば満腹感に似た感覚は生まれる。だがちっとも「お腹一杯」にはならないのだ。「腹がふくれたような感覚」よりも、むしろ「ああ、沢山喰ったなあ」という安堵感のようなものが必要なのだ。

「沢山喰った」と思えるほど沢山喰っていいのならそうするだろう。しかしそれができないので困っている。少量の食べものを少しずつ口に入れて沢山噛んでちまちまと消費していると、「口一杯に頬張って思うさま噛んで噛んで噛んで喉を鳴らしてぐいぐい飲み込みたいっ!」という衝動に似た欲求が間欠泉のようにはげしく湧き出づる。
食足りてなお出づる飢餓感は如何にすべきか。幾年も前からの私の課題である。


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