と、
宇能鴻一郎先生文体で呟いてしまったりするほど、熱が出ました。体温計の目盛振り切って測れなくなりました。
と言っても、婦人体温計の話です。ぼくは婦人用の水銀体温計と、とても旧い型のデジタル体温計を各1本ずつ持っています。このうち、デジタル計は信用していません。計測値がまちまちで、当てにならない。電池が切れたら測れないし。
しかし、婦人体温計は、発熱時には使えないのでした。忘れていました。暫く熱を出していなかったので。
婦人体温計とほかの体温計とはどう違うかと言うと、先ず婦人計は目盛が細かくて0.5分単位で測れます。デジタル計だと小数点第2位まで表示されるようです。そして、計測可能上限値が38度。38度以上の熱が出ると測れない。
そもそも婦人計は基礎体温などを測るために使用するもので、風邪などの発熱時には一般計を使うべきです。こちらは上限が42度です。これの目盛を振り切るほど熱が出てしまったらそれは生命の危機です。
昨日の午後はずっと熱が高く、いつ測っても水銀柱が一番右端まで伸びていて、それは確実に38度以上なのですが、38.5度なのか40度なのか判りません。
年令を経てくるとなかなか熱が上がらないものです。高い熱を出して体内殺菌するだけの体力がなくなってくるからだと言われています。婦人計で間に合わないほどの熱が出たぼくは、まだ盛んな身体を持っているのだとちょっとした自信を持ちました。間違った自信でもいいのです。
ぼくが何故婦人用体温計を持っているかと言うと、最初にホルモン剤投与を御願いした婦人科医先生に「先ず基礎体温のグラフをつけて持ってきなさい」と言われ、その目的のために病院で買ったからです。
性同一性障害のホルモン治療には基礎体温計測は特に必要ないのですが、当時(8年前)はまだ医者も患者もよく判ってなかったもので。
【今日の擬人化】
「
さつまりこ」を「まりこ」と呼ぶ素敵さん発見。