衛澤のどーでもよさげ。
2006年01月02日(月) 熱っぽく。

白状します。白状します。風邪ひきました。自爆に近い告白です。
トレーニングジムが休業期間に入って直ぐのことですから、早や5日ほど前です。身体が休むと気が緩むのでしょうか。そのくせ無駄な食欲が出てきて、じっとしているのはよくないことばかりです。
喉ががらがらするなと思いつつ放置していたら大晦日辺りから軽く頭痛がはじまりまして、そうこうしているうちに鼻はぐずぐず言うし喉はいがらっぽくて常に何か飲んでいるか飴を舐めているかしないと咳が出るし、くしゃみは連発するし。くしゃみは出てしまうと気持ちいいのですが、体力の消耗がはげしいので厄介です。

とっとと治ってほしいので、ビタミンCを沢山含んでいるという黄色のドリンク剤を「黄色13号とかたっぷり入ってるんだろうな」などと思いつつ飲んで沢山眠って、疲労に繋がる作業は全部お休み、ということにしました。作業を止めてテレビを見ていたら何にもならないのですが。
テレビって案外疲れるのですよ。「疲れてはいけない病気」(肝臓関係)で入院したときには「テレビ・ラジオ・読書禁止」でした。一日中点滴が繋がっていたし、何をして一日過ごせと?と入院した頃の幼い私も思ってはいましたよ。

テレビで何を見ていたかと言いますと「最強の男は誰だ!筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦XXXI」。もう「XXXI」がいったい幾つなのか私には判りません。「シリーズもののローマ数字撤廃、算用数字で統一」案がすべてに導入されることを願います。
それはともかく。
「スポーツマンNo.1決定戦」が「筋肉番付シリーズ」の元祖だと言えばお判りの方も沢山おられるかと思います。マッチョな兄貴たちが筋力の限りを尽くす番組ですね。「何がおもしろいのか」と思っておられる方も沢山いらっしゃるかと拝察致しますが、私は好きなのです。

特に「ガロンスロー」という競技は、やっていることはとても単純に見えるのですが、それだけに選手の姿がじっくりと見ることができて飽きません。「ガロンスロー」だけ5時間放送してくれてもいいと思うくらい。
何てことはない、木製の樽を背後に向かって頭上越えで投げ上げるだけの競技です。でもこの樽の重さは10kgで、背後に立つ高さ数メートルの壁を越えるように投げなければならないのですよ。腕力はもとより、全身の筋力が必要な競技です。世界記録は8m25cmだそうです。10kgを8m以上も高く投げ上げる筋力と技術がどういうものか、想像がつきますか?

また、この競技に臨んだ選手たちが見事な筋肉の鎧をまとった戦士たちで、その姿を観賞するだけでもこの番組の価値有りと言えましょう。ひとりだけ、みなさまが御存知であろう選手の名前を挙げますと、ボブ・サップ選手。彼が少々小柄に見える顔ぶれをちょっと想像してみてください。
そんな感じの如何にも頑丈そうな体躯の男性たちが、咆哮とともに樽を投擲します。ふくれ上がる上腕筋、躍動する大胸筋、しなやかに伸びる緋腹筋……うっとり。風邪ひいてる場合じゃないぞ自分、という気にもなります。もっと鍛えよう、という動機づけにもなる訳です。

それから、「見ていて安心」できます。近頃テレビに頻繁に映る若い男性は誰もが骨格が細くて顎骨が未発達で、彼等は生物のオスとして大丈夫なのだろうかといつも不安になります。そんな細い手足で戦って生き延びることができるのか、そんな細い顎で獲物を獲って喰えるのか、と。
人間は実際には狩りをしてほかの生命を生きたまま咬んで引き裂いて咀嚼するなんてことはしないのですが(稀れにする人もいるようですが)、それでもそれが可能か否かは生物としての、獣としての基礎があるか否かに繋がるように私は思うのです。
そういう獣としての基礎が欠けている或るいは未発達の青少年が沢山眼につく御時世ですから、骨格や筋肉が発達した人を見ると幾らか安心できるし「自分もこうあらねば」と発奮したりする訳です。
とっとと風邪を追っ払いたいと思います。

さて、今日は思いつくままに長々と書きましたが、明日は当頁の更新をお休みさせて頂きます。という今年はじめての予告。


【今日ののっけから】
何だか腹の傷が頻繁に痛むよー。


エンピツユニオン


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