2005年10月30日(日) うらはあってもおもてなし。
突然ですが、漢字の四字熟語を三ツ、挙げてみてください。何も考えずに、思いついた順番に三ツ。できれば故事成語がよいですね。たとえば「福沢諭吉」などは漢字四ツで成り立っていますが、「熟語」として認めたくないです、私としては。
さて、三ツ挙げられましたか。
その挙げた三ツの四字熟語は、思いついた順番に
「あなたの人生観」
「あなたの恋愛観」
「あなたが死の直前に自分の人生を顧みたときの感想」
を表すと言われています。
「心理テスト」と言えば心理テストだし、「占い」と言えば占いだし、「ただの言葉遊び」と言えば確かにその通りです。
何れにしても、あなたは「当たってる」若しくは「当たってるかも」と思ったでしょう。これは、そういうものなのです。もっと言ってしまえば、「心理テスト」とか「占い」というものは「概ね誰もが当てはまることを曖昧に言い当てるもの」なのです。
また、この、えーと、便宜上「心理テスト」と呼びましょうか、この心理テストの最重要メタファは「四字熟語」です。四字熟語のほとんどは冒頭にちらりと申しました「故事成語」であります。つまり、ちょっと教訓めいた御話がくっついている訳で、大抵は「戒め」を含んでいます。
そういった、「万々歳ではない、少し教訓めいたこと」を「曖昧に」提示されるとちょっとした占い好きや心理テスト好きの人は「いやん、このテスト(占い)すっごく当たってる!」とか思ってしまうというバーナム効果のおまけ付き。
こういうものは構えずに「話のタネ」くらいに受け止めて、みなで笑うのがよござんしょうね。
ちなみに私が思い浮かべた四字熟語は順番に、
「支離滅裂」
「言語道断」
「森羅万象」
でした。どんな人生(恋愛)観ですか。振り返った人生が「森羅万象」って何ですか。
という草稿を書いた直後くらいに受信したメールマガジンにまったく同じネタが掲載されていてどうしようか迷った末にそのまま掲載してしまうところが「支離滅裂」なのでしょうか。
【今日の既視感】
アブラ○ンジって、スタ○リーだよ!