2005年03月02日(水) 読んで書いて。
同じステージ、たとえば同じ雑誌とか同じサイトとか、そう言った同じ媒体に、たとえばまったく同じ内容の漫画と小説とを掲載して貰ったとすると、読者のレスポンスが早かったり多かったりするのは漫画の方だ。
同じテーマで同じ内容、同じくらいのおもしろさなら漫画の方がよろこばれるのが最近の傾向のようだ。小説を書く者としてはとても寂しい。「小説より漫画の方が…」或るいは「漫画より小説の方が…」という比較論ではなくて。
しかし、いざ読まれるとなったら読み捨てや流し読みされてしまうことが多いのは漫画の方で、小説は案外しっかり読んで貰えたりもするんだな。だから読者からのレスポンスは数は少なくても内容が濃い。
それ故に「小説より漫画の方が…」或るいは「漫画より小説の方が…」という比較論ではやっぱりなくて。
読み手のみなさんには表現の形態にかかわらず、いろいろ沢山読んで頂きたいと思う次第なのです。そして、誰かに読ませる読ませないにかかわらず、何かを読んだら一度は感想を書いてみてほしいと思います。
自分がその作品を読んで何を感じ取ったのかが明確になるから。「読む」という行為が自分にとってどれほど有益かがよく判るから。
【今日のおそらく同じ比率】
「水戸黄門」の由美かおるさん入浴率と「ドラえもん」のしずかちゃん入浴率。