2003年10月28日(火)
雨が大地を湿らせる
車が音を立てて走る。その日雨かどうか寝ながらにして分るのもこの音のためだ。刈り取りをすませて平らになった田んぼに雨が降る。一面黒々として、まるで春を思わせる光景だ。一瞬、錯覚が起こった。冬が終わり、気温がゆるみ始め、土から芽が顔を出し……。いやいやとんでもない。充実の秋、沈黙の冬が待っている。そうそう春になられては困る。
久しぶりの休日だ。どれ温泉にでも繰り出そうか……。
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