::KEiMOの世界::



スリルを味わうドア  2002年12月09日(月)
右手中指の爪の間に定期券が刺さった。
きのう爪を切ったばかりだったので、もろ肉のとこ。
そのときは一瞬の痛みだったのでたいして気にもとめず、
電車内で寝てるうちにそんなことすっかり忘れてしまった。

会社に着くとまず最初にコーヒーを作る。
手を洗って・・・そのとき激痛が走った。
血で赤く染まった指先。
傷は小さいくせに大きく痛い。
でも一瞬の痛みだからまたすぐ忘れ。。。日常に戻っていく。
インデックスシールを台紙からはがす瞬間、紙をめくる瞬間、たった1本の髪の毛がそこにスゥーっと通る瞬間がものすごく痛い。

あぁ、それで思い出した・・
無意識なあたしを襲う恐ろしい痛みがこの時期はあるのだった。


それは、静電気!


会社の扉を開けるとき、机の引き出しを開けるとき、車のドア、キーを差し込む瞬間・・・指先で金属をさわると離れて仕事してる人にも聞こえるほどの電気を放つ。暗がりで1円玉大の火の玉を放ったこともある。なるべく広い範囲で金属に触るとショックが少ないことを知り、両手の平をベタッとドアの平面にプッシュしてから取っ手をつかむことを覚えた。それでも均一に手のひらがさわらなければ意味がないので、慎重に行わなければならない。

おそるおそる両手を差し出すあたしは、端から見たらやばい宗教やってる人に見えることだろう。。。








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