Court (攻撃) 2002年08月23日(金)
コート2日目 お母さんが証言台へ、チャールズさんが、お母さんに質問する。 今回学んだこと、それは コートでは『聞かれたことへの答えしか話してはいけない』 だから、こちらの言いたいことを引き出すようにチャールズさんは質問する。
「あなたの最終学歴を教えてください」 「アリッサとはどんなことをして遊びますか?」 「アリッサの好きな食べ物は?」 「アリッサは将来なにになりたいと言ってますか?」 「何か日本で習い事していますか?」 という質問に、
「○×大学です」 「海や山、プールへ行ったり、アリッサの好きな東京ミュウミュウの話をしたり・・・」 「焼き肉・うどん・ラーメン」 「スーパーモデルなりたいとも、グランマの店を手伝いたいとも言っている。」 「公文に通っている」
と答える裏には、
「こちらには学歴がある、アリッサにも教育の場を与えられる」 「遊ばせる環境に恵まれており、好きな番組は日本のアニメである」 「日本食が好き」 「おばあちゃんが大好き」
ということが隠されている。 もちろん嘘をついてはいけないが、聞かれた以上のことを答えてもいけない。 だから、「公文へ通っている」という答えに対し、
「それはなぜですか?」
と聞いてもらうと、
「アメリカンスクールへ通わせているので、 漢字などを覚えさせるため、また算数は日本の方が進んでいるから。」
とさらにアピールできることになる。 そして、
「では、なぜアメリカンスクールに通わせるのですか?」
と続き、
「アリッサが英語を忘れないように」
と答えることによって、向こうの家族ともコミュニケーションとれるようにちゃんと考えてますよってことをアピールできるのでしゅ。 こんな感じで、問題なく終わり、次は向こうの弁護士からの質疑。がんばれ順子!
「2度目にアトランタに来た目的は何か?」 「どうしてアリッサを日本に連れて帰ったのか?」 「あなたはどこでアリッサのパスポートをもらったか?」キタキタッ 「いつ連れて帰ることを決意したのか?」
やっぱりこの件で攻めてきた。 彼らは、お母さんがアリッサを連れて帰ったのはエディさんの入れ知恵で、 計画的に行われたと言いたいのだ。でも事実は、
「その週末こちらがアリッサをキープする番で、 娘は仕事のためにどうしても1度帰国しなければならなかったから」 「むこうの家族が学校やミッチェルさんの家にポリスを連れて行き、 約束を無視してアリッサを連れ去ろうとしたから、これ以上皆に迷惑を かけずにアリッサを守るにはこれしか思いつかなかった」 「帰ってきた娘から日本でもらいました」ソウデシタ 「向こうの家族が学校やミッチェルさんにしたことを聞いたときです」
こちらに否はぬわぁいのであ〜る。 その後もしつこく「誰が考えたのか?」とか聞いてきたけど、
「私1人で考え実行しました。これは死んだアキコの意志ですっ! 命にかけてこの子は私が守りますっ!!」
カッと目を見開いて順子は言った。 まるでエピソード2で戦うヨーダのごとく精気に満ちふれていた。 でも、聞かれたこと以外しゃべっちゃいけないのよ♪ なぁんて余裕もっていたら・・・問題発生
「でわ、このコートでガーディアンシップがアンソニー家族に決まったら、 アリッサを日本から連れてきますか?」
の問いに対し、
「連れてきません。私が守りますっ!」
と感情で答えてしまったのだ。 みゆきさんもカナーリ困った顔してしばらく間を置き通訳した。
「ハンッ?あなたはジャッジに従わないのですか?」 「大事な娘を奪われて、孫まで取られたくありません」アァ、突っ走ってる。
でも大丈夫、その後チャールズさんが、
「あなたは法律違反をしたことがありますか?」
と優しく聞いたから、順子も自制心とりもどし
「ありません」 「でわ、法についてどうおもいますか?」 「とても大切なものです」
緊迫は取れた。まぁ、このくらいはご愛敬ってことで。。。すんだかな?
さて、次はアンソニーサイドの証言者がズラリ。 ここから反撃開始チーン♪ 母の証言が終わったのでみゆきさんには帰っていただき、 ミッチェルさんが私たちの間に座って実況中継してくれることに。
まず、近所に住むという例の女の人。
「アリッサとは英語で話していました。 コミュニケーションとれていたので彼女の英語に問題はありません」
で、チャールズさんはアリッサの部屋の写真を見せ、
「あなたは、アリッサの部屋に入ったことがありますね。 写真を撮るため以前と変えられた形跡はありませんね? でわ、この写真をみて気づいたことはありますか?」 「キティちゃんなどのおもちゃがたくさんあります・・」 「この本棚の写真はどうです?」 「何を書いてあるのかわかりません」 「この本棚の本はほとんどが日本語で書かれたものです」
以上。
次、お母さん。 こちらからの質問は無し。
アンソニーの弟、Mr.ハーパー きのうまでは、アンソニーの母の元でアリッサを育てると主張していたのだが、 急遽ハーパー&ともこ夫婦が遺書に従いアリッサを育てたいと方向を変えてきた。
アメリカの私立に通わせ、姉のいた学校や友人には近づけたくない。 妻が日本人なので日本語も忘れないだろう。
と主張。
ここでまたランチタイムとなりました。 そのとき、アリッサの弁護士にモーリーさんが話しかけに・・・
アリッサは日本の家族の愛に包まれている・・ナンチャラカンチャラ・・・・・ 「それで彼女は私のところに泊まって私がチケット手配するの助けたのよ」
!!! それは、まずい。 実は、誰にも迷惑をかけないように、 エアーチケットは順子が自分で手配したと証言してるから。 でも、特ににつっこみ無く終わったからヨカッタ。
とりあえず、食事に。 今日はチャールズさんの知っている店に連れて行ってもらった。 フィッシュタコスとチキンシーザーサラダで迷ったけど、 順子がタコスにしたからサラダをオーダーし無理矢理シェアさせた。 フィッシュタコス、すごーーーーく美味しかった♪また食べ行きたい。 またまたチャールズさんはほとんど食べていなかった。スマソ 休憩終わってハーパー氏へチャールズさんの質問タイム
「事件の知らせから3時間ごに電話をするまで何をしていたのか?」 「家庭では何語で会話しているのか?」 「生前に彼らの家に遊びに行ったことが何回あるのか?」 「一時的ガーディアンシップの決定をしたコートを覚えているか?」 「なぜ警察を学校やミッチェル家族の元へ連れて行ったのか?」
これにより、
「アリッサのことを思っていたらすぐに行動にでていたはず」 「英語を使っているので今までのアリッサの環境とは正反対」 「同じアトランタに住んでいながら交流がなかった」 「先に約束を破ったのは彼」
ということが浮かびあがった。 さらに、夜間にフロリダまでチキンを輸送している彼に対し、
「フロリダで事故に巻き込まれ帰ってこれないとき、 ともこさんも昼間に働いているのに誰が子供の世話をするのか?」
と追求した。
さらに、ジャッジからも
「なぜ奥さんとあきこさんの間には交流が無いのか?」 「奥さんの勤め先は住まいから遠いが子供はどこに預けるのか?」 「あなたは飲酒・大麻で逮捕歴があるが間違いないか?」 「銃を違法で持っているようだが間違いないか?」 「たばこを吸うようだが、アリッサが喘息を持っていることを知っているか?」 「遺書にはアリッサとその他の子供にと書かれているが、 アンソニーには他に子供がいたのか?」
などなど、驚愕の事実が判明。 だいたい、アンソニーに他に子供がいたなんて! 結婚前の出来事だそうだけど、お姉ちゃんそのこと知っていたのかなぁ・・・ 管財に関する質問でも、
「アキコのバンは母に売り、アンソニーの車は姪の卒業祝いにプレゼントした」 「家の中は全てかたずけ、だいたい物は売った」
など、考え無しの行動だらけ。 途中、「家の中の物全てガレージセールで売った」と誤解し、 順子は「どうしてぇっ!」と叫び立った。私も涙が止まらなかった。 姉の遺品は何一つ残されていないと思ったから。 後に、「家の中のほとんどがガレージセールで買った物だ」 と言ったことがわかったけど、それも失礼な話だな。 まぁ、そんなこんなで彼1人だけで2時間半ちかく皆に攻められ、 最後は「アメリカ人なのに英語がわからないのですか?」と言われるほど、 混乱して答えられなくなっていた。 こんなおバカな夫だなんてともこさんも可哀想な人だ。
最後は、アリッサの弁護士のコメント
アリッサは、日本語を第一言語とし、ハーパー家族は英語をそれとする。 日本ではアメリカの学校へ行っているそうなので、 今までの環境に一番近いと思われる。 ここは、日本の家族にガーディアンシップをとってもらい、 3週間以上の休みがあるときにアメリカへ連れてきてあげればいいのでは? と言ってくれた。ここまできたら一安心。 肝心のジャッジは、「1ヶ月以内に郵送する」そうだけど、 このコメントが覆されることはまずないであろうとのこと。 こうして、丸2日かけたコートは無事終了。 帰りのエアーチケットも変更しなくてすんだ。良かった〜。
夜、また『寿司ヨコ』で会食、楽しい時を過ごした。 皆、興奮していた。 中でもチャールズさんが一番壊れていた。 昼間のスーツ姿からヒップホップ少年に変身してた。 ブラウン家族(奥さんが聖○院の事務で働き、旦那さんはアメリカ人、 子供のベン君も聖○院の1年生)も合流して、夫婦が出会った頃の話を おもしろおかしく話してくれた。V( ̄▽ ̄)V Group activity!!(謎 順子は英語の飛び交う中、寝地蔵と化していた。
今回のことで思ったこと、 人の和って素晴らしい
皆の協力がなかったら今アリッサは日本にいなかっただろう。 姉を連れて帰ることすら出来なかったかもしれない。 今回知り合った皆に感謝。 これからあたしもこの和を大切に育てていきたいと思う。 いままで自分勝手に生きてきてごめんなさい。
そして最後に、 長ーーくなってしまったこの日記を最後まで読んでくれて、ありがと〜☆ミ
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