閉鎖的な水槽の中で泳いでる朱文金 眩しい緑の水草と戯れたり 時々古いトンネルに隠れたり 自由気ままに好きなように泳ぐ 夏祭りの度に訪れる新たな出逢いと 数週間後に訪れる掬い上げられる別れと 残された敵と戦いながらも 人工的な水泡と薬で生きてる朱文金
水面に影が出来れば勝手に口をパクパク そんな池の鯉みたいな馬鹿なコトはしない でも何度も騙されても必死で口をパクパク そんな姿は愛みたいな気持ちに似てるかも でも一人芝居だったら意味無いんじゃ無いの? だから朱文金は絶対に上を向かないで泳ぐ
水槽のガラスに当たると死んでしまうのは マンボウだけできっと朱文金はいつの日か それを通り抜けるコトが出来るのだと信じ だけど痛いし怖いから今日も只 閉鎖された水槽の中で泳ぐだけ 与えられた自由を味わいながら 真の自由が訪れる迄泳ぎ続ける
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