My Precious Memories

2005年07月10日(日) 所詮Dreaming

それはとてもとても倖せな夢を見た


わたしとあなたは東京の都内から
少し離れた場所で古い安いアパートで暮らし
わたしはあなたの帰りを待ち
夕飯の支度などをして居た
窓を覗くと遠くに煙突と綺麗な夕焼け

あなたが帰って来た

笑顔で「おかえりなさい」と告げる
「今日は何?」と訊ねるあなたに
「おでん。そろそろ寒くなってきたしね」
どうやら季節は秋から冬へと
移動しているその真っ最中らしかった

生まれたばかりの「柊介(しゅうすけ)」
ベビーベッドを覗き込みあやすあなた
もうすぐ二歳になる「杏(あんず)」は
夢中になって居たおもちゃを放り出して
あなたの元へと頼りなく駆け寄る
優しく抱き上げるあなた


これが家庭なんだ
きっとこれが幸福なんだ

あたしは知らない世界
あたしは経験出来ない世界
経験したいと想って居たのは
本当に遠い遠い昔のコトで
今のあたしには在り得ない世界
絶対にそれだけは避けたいと願う世界

・・・これがあたしの望む世界なの?
これ以上、惑わせないで。


判らないけれど目が覚めてしばらく
何故だかとても優しい気持ちで
まるであなたを抱き締めて居るようだった
そして、途端に哀しくなった。
変な時間に寝るとやっぱり良く無い
嫌な夢を見やすいらしいから
本当に心から嫌な夢だった
出来るコトならば永遠に見て居たいと
そう想ってしまうような夢だった

夢の中であなたと倖せなわたしは
本当に心から眩しい笑顔で
良かった
あたし笑えて居て
本当に良かった
あなたも笑顔で
本当にホントに良かった
夢で良かった


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