前を走っている背中を追うばかりそんな人生だけど確かに聴こえるあたしだけに向けられた魂木立の中に消えていく姿の果てに見える今は遠く遠い場所へ一歩ずつ近づいていくあの一瞬に総てを懸けて震える声も聴き逃さずにあたしの中で静かに囁く空へと伸びる 小さな蕾やがて咲き誇る 真紅の大輪