佐藤研の日誌&日記

2006年04月03日(月)  森下

先月25日、米ロサンゼルスで移民規制法案への50万人規模の大規模な抗議デモが発生した。今月の1日にもニューヨークで1万人規模のデモが発生している。
この法案は米国への不法滞在を本格的に規制するもので、既に下院を通過しているが、不法就労者に期限付きで労働を認める「一時労働許可制度」等を巡り、上院において激しい論争となっている。
米国における不法移民はヒスパニック系移民を中心に1200万人程度とされており、米国経済の一翼を担っている。不法労働者の制度化について経済界からの支持がある一方、国民感情や法的な面から反対意見も根強い。
そもそも不法移民たる不法移民側の主張に法的な正当性はない筈で、その意味において規制されて然るべき奴らだが、問題はその人口が多すぎる事だ。
不法移民は晴れて米国市民権を得られるのか、下院の主張通り強硬論が罷り通るのか、事の顛末を見守りたい。


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