あやめとりこの日記

あやめとりこの無駄話
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2001年11月26日(月) テイマーズ34話(とりこ)

#34話:心優しき勇者 レオモン死す!


今回はちょいとマジ語り入ってまっす。よろしくッス。

前回シウチョン&ロップモン話でなごませといてこれか〜〜〜。
やってくれたなあ、というのが正直なトコロ。
「このままで行く気なの〜?」ってとんでもなかったですね。侮り難し。(笑)

それにしても、お…重たい…。
レオモンの死、ギルモン暗黒進化、それだけでなくインプモンが縁あるレナモンに牙を剥き、タカトが憎悪をあらわにし、ジュリが恐怖におびえる様子は、これまでひた隠しにしてきた(?)テイマーズダークサイド全開。
演出がタメずにさくさく進める芝田さんなので軽めの印象に仕上がってるけど、話の内容はかなり辛辣でキツい。
それは死が描かれてるから、暗黒進化だから、じゃないんだよね。
レオモンの義憤、レナモンの同情、シウチョンの涙、ルキの狼狽、ジュリの悲しみ、ケンタの悲痛な叫び、ヒロカズの思いやり、全てが無意味だというのが。何にもなってない、何の救いもない。
それが現実だと言わんばかりの。
唯一、形を成したのはタカトの憎悪のみ。
「間違った勇気による間違った進化」で一応片づけられた(後日ゲンナイさんが微妙に訂正してたけど)無印でのグレイモン暗黒進化は、いわば「邪な心」による進化だったけれど、今回は邪とは言えない。むしろ素直で純粋。
メガログラウモンは「純粋な憎悪」によって暗黒進化を遂げたのよね。
見ていて相当怖かったですよ。
タカトの容赦ない怒りは子供ならではの躊躇なしの残酷さをも伴って。

これがいいのか悪いのかは(子供向けアニメとしてね)何とも言えない。今の段階では。
テイマーズはデジアドじゃないんだなあ。当たり前だけど。
「理想」を追い求めるのか、「現実」を見つめるのか、どちらも大切でどちらも必要なことだよね。当たり前だなあ。

あと、テイマーズのデジモンはデジアドのデジモンとは別物、と今回はっきりと思い知らされたような。
テイマーズのパートナーデジモンは(誤解を生みそうな喩えだけど)ペットなんだよね。「愛玩動物」に限らず。
デジアドのデジモン達はこども達のために生きている無私の存在。それが大前提。
でもテイマーズのデジモン達は、まず自分がいて、こども達がいる、という順番。それは「ジュリのパートナーになるため生まれてきた運命云々」というレオモンも例外ではなく。彼らは自分で自分の生き方を決めてるわけで。
それは私たちが飼ってるペットも同じでしょう。「一応ご主人様、てことにしてあげといてもいいわよ」とでもいいたげな猫とか、明らかに保護者面してる犬とかいるじゃないですか。
かれらが口をきいたら、テイマーズのデジモンと大差ないと思うなあ。
デジタルなデータに過ぎないモノを生き物と捉えられるか。
高度な知性(とは?)を伴わない生物をパートナーとして扱えるか。
似てるような気がします。
(思ったままずらずら書いてるんで後日訂正したくなるような気がとーってもするけど、まあいいや。今現在は、てことで)

とにかくお話がだーくではーどでへう゛ぃでした。
演出と作画でかなり救われてたと思う。(日曜朝九時的に)
八島作画、力入ってたっす。ラピッドモンのフトモモ〜。

でもってロップモンの口調がいいですにゃー。小生意気テリアモンもよろしいが、これもまた。時代がかってるのにたどたどしいのがv
牙もかわゆい。(テリアモンまで生えてた??)

「こども達に出来ること(02ドラマCD)」がテイマーズの終着点なのかなあ。
なんかこう、おぼろげに道筋が見えてきたような。
ここまで来て「ギルモンとの関係」を再度問い直そう(来週ね)というあたりとか。
子供の身の回り半径5mの感覚を大切にしているというか、皮膚で理解できる範囲内で話を進めていこうという心意気が伝わってくるっす。頼もしい。

Dアークが印象的に使われた話でもありましたね、今回は。
うまれたてのアーク、空っぽになったアーク、粉々に砕けたアーク…。

されど心配御無用。神様仏様スポンサー様は次なるアークを既に産み出されたとか。

感動も妙味も無くなるってもんですなあ。
いえ、これが現実ってことね…。



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