2001年10月05日(金) |
「彼氏彼女の事情」みーたー。(とりこ) |
今さらシリーズ第三弾。「彼氏彼女の事情」です。
うーーん、こういうのだとは思わなかった。凄いなあ。 まず何よりしっかりと「少女まんが」してたのが。 最初の頃こそBGMや「間」に違和感あったけれど、徐々に原作の雰囲気に近くなっていって。(慣れただけ?) そういうのアリか?な手法も原作に忠実と感じられればモーマンタ〜イ。尻切れトンボな終わり方はむしろ歓迎。所詮最初に原作ありきだからね〜。 でもアニメから入った人はどうでしょうねえ?あれで良かったの??とっても心配。 ともかく「少女まんがのアニメ化は無理だ!」という私の根強い偏見をあっさりと覆してくれたのは感謝。 良かったです。原作のエッセンスを活かしたシナリオいーかんじでした。(妙に有馬寄りなのが笑えたが) 絵もかなり良かった方。たまに原作よりこっちのがいいじゃないの〜と思ったり。(禁句か?)すごーく好みな線を描かれる人がいたんですよー。コミカルな場面でのへにゃ〜〜とした顔等のラインがイイ!(多分キャラクターデザインの方じゃないかと) 話数でいうと、act6、8の後半、11、18、21あたりが原作のスピリッツを残しつつアニメ化でのプラスアルファを感じられて好きですねー。最終話も結構好き。(笑) 対してオリジナルのact24、25。 24、頑張ってるなあと思いましたが。ギャグシーンなんて「あれ?原作にあったような?」と錯覚するくらいでしたが…。シリアスな場面に突入するときつかったなあ、色々。少なくともあそこでどついて踵落とし決めるのが宮沢雪野なんじゃ?(物理的対症療法<笑った)まあいいけど。きれいにまとめてる点は好感持てました。 25はねえ…カレカノじゃない、つーか津田ワールドにありえない話なので。 アニメだけに限定してみても…女の子同士でいちゃいちゃしてるの基本的に好きなんですけど…これは……なんつーか……男性向け…?
あーやっぱキツイこと言いたくなってくるな〜〜。(^^;) や、本当にに良かったし、楽しめたんですよ〜。なんたって今バッハ聴きまくってるもん。(ホント単純だよな…我ながら) act18見てて「ああっ、これ好きなんだけど、曲名思い出せないーなんだっけ〜!?」と思って数少ないクラシックのCDひっかきまわして見つけましたよ、2声のインヴェンション第8番ヘ長調とゴールドベルク変奏曲のアリア。(特に後者が好き) や〜〜バッハいいねえ。音が立体的とゆーか建築物を思わせて。喩えるなら、ゴシックスタイルの大聖堂かしら…。(いえ最初はブラームスかな〜?とか、やっぱこれはショパンだろう!とか…あははーーー汗;) ちなみに聴いてるのはグールドの「The Little Bach Book」です。(両方とも入ってる)入門者向けの一枚だそうで、丁度良い♪
そうそう、これはアニメならでは!と思ったのは有馬の顔が崩されまくってたことですね!良かったわ〜〜。(美少年は壊されてこそ!) 逆に宮沢のオヤジ度は下がってる気がしないでも。ちょいと残念。 あと、初めて「夢の中へ」をいい曲だなあと思いました。
原作の方は本誌でよーやっとながーい上り坂を頂点まで登り詰めた!みたいですね?(ささっと立ち読みですすみません)次回からのジェットコースター展開に期待大!なのだ。(してくれんと困る) コミックス最新刊(12巻)も読了。ん〜〜どこか危なっかしさを感じさせる(それも魅力のひとつなんだが)津田作品の生真面目さにはやっぱり惹かれます。 「恋」を形にしようとしてるのも(なぜかそう感じる)いいな。
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