えー、NHKでやってた、未解決事件と題してやっていた、オウムのやつ観ました。中には、今までの認識とちがっていたことも、ぽつぽつとあったりしたわけでして。
一番驚いたのは、麻原さんが意外にマジメなハルマゲドン志望の狂信者だったってことでして。今までは、麻原って詐欺まがいの新興宗教者で、お金集めで経営してて、だんだん違法行為に手を染めていって、殺人とかもしちゃうようになって、最後、ヤケクソになってサリンとか作ってまいちゃうっていうお茶目な団体とおもっていたんですが、そうではなくて、かなりの初期から、麻原は武装化を志向していて、本気でハルマゲドンをおこして、神に認められたかったみたいなんですね。とにかく、日本社会に戦争を仕掛けるのが第一目標だったみたいです。地下鉄サリンも、強制捜査を逃れるためじゃなくて、むしろ強制捜査前の先制攻撃だったみたい。最初からそうだったのか、どこかから変質したのかはわからないですが、ともかく本気でハルマゲドンをおこして人類一回滅ぼして救済したかったらしいです。
そう言われてみれば、オウムのやってたことって確かに納得はいくんですね。金儲けの新興宗教がいろんな毒ガスとか武装化とかまでいくわけないもんなあ。でっかいお寺とかはつくるかもしれんが。そこらへん、普通に気づくべきなのに、いままではわからんかったんだよなあ。妙に報道とかで麻原の俗物っぽいところだけ見せられてたんで。(他人のせいにしてみる。)
麻原さんが、こういういってみればマジメなキチガイだった以上、オウムも本気でキチ外集団だったということで。すくなくとも、理解をしようとするのは、止めたほうがいいでしょう。ハルマゲドンを志向する巨大すぎる麻原の狂気にひかれていった教団と信者の精神世界は、こっち側の人間にとっては完全に異物になってしまってるはずで。そういうものがあると、客観的に分析するのはいいですが、主観的な理解や納得はぜったいできないものであって理解しちゃいけないものだということです。んでその狂気はある程度ホンモノだったからこそ、まだ一部で信仰もつづいているわけで。
オウム裁判が終わったことで、よく遺族の方々が、「真相を知る機会が失われた」といってましたが・・・こりゃ、もう「真相」なんてもんはない・・・というかわからないというしかないのではないかと。客観的な事実はほとんど出尽くしてますんで、それが真相ということにするしかないんじゃないでしょうか。「麻原の口からなんでそんなことをしたのか知りたい」とか「謝罪の言葉を聞きたい」なんて絶対無理です。あっちは完全にアタマの回路がおかしくなってますので。
結局、この事件の教訓は、世の中にはそういう集団が誕生することもあるということを理解してそういうのに客観的に対処する方法を考えることしかないわけですな。あと地元住民の反対運動って、偏見はあるかもしれないけど大筋では間違わないもんですな。
あと、あれです。上祐氏が出演してましたが、非常に他人ごとのように証言してたのが、非常に上祐氏らしくなかなかのムカツキを感じました。まあ、いらっとくるけど、ある意味であれが上祐味として納得しちゃったり。
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