すずキみるくのGooden 妄言
旧牛乳式形而上精神論理構造研究所日報

2009年10月17日(土) 嘘の名人

最近、コンビニコミックで「空手地獄変 牙」なんぞ読んでおります。

いやー、おもしろいっす。同じ原作者で同じテーマっていうと「空手バカ一代」があるけど、あっちはまがりなりにも大山倍達って実名つかってたけどこっちは、明らかにモデルは同じでも大東徹源っていう創作上のキャラですからな。梶原先生もやりたい放題。異常なキャラの濃さを味わえます。

主人公はあくまでも牙直人なんですが。序盤は、空手とか出てこずに少年院とかの描写がおおいんだけど、その描写がまた濃くておもしろいんだ、これが。人間の暗部をたっぷりと味わえます。

まあ、あれです。「軍鶏」とか好きな人間にはマジおすすめ。・・・つーか、軍鶏が地獄変の劣化コピーといわれても仕方ないような・・・ゲフンゲフン。

とはいってもあれだよな。「空手バカ」だって相当ムチャしてるよな。なんせマンガの中で実際の大山倍達が、空手で人を殺した表現があるもんな。あれ、普通に子供が読んだら信じるレベルだぞ。つーかおいら自身も、いまだに本当のところはわかりません。時代も時代だからなあ・・・殺したことがあるかもしれんとはおもうけど。

梶原一騎のそういう嘘のうまさには定評があるわけですが。20パーセントの事実にほらをどんどんまぜてふくらましてって、とんでもないものができあがってるという。しかもそれがおもしろいからたちが悪いことこの上ない。個人的に大好きだったプロレススーパースター列伝にも相当嘘がはいっとるんだろうなあと。

その梶原一騎のウソにそれなりに影響をうけたのが、我々格ゲー世代ではないかと。なにかっていうと、「マーシャルアーツ」。ストリートファイターシリーズのガイルとか餓狼シリーズのテリーとかのスタイルとして「マーシャルアーツ」というのがあって、空手とか柔道とかみたいな一流派としてあるのかとゲームやりながらずっとおもってたもんです・

つーか学生んとき、なんか武術に手をだそうとして、「やっぱ俺はテリーの兄貴すきだから、マーシャルアーツならおう!」とかおもったけど、ジムとか全然わかんなくて断念したかんな。そんときもいろいろ調べながら、どうもはっきりせんなマーシャルアーツ・・・とか思ってたもんです。

んで、その答え

・・・全部梶原先生のウソ・・・っていうかフィクションでした。格闘ゲームを10年以上やってたわけですが、ある意味10年以上梶原先生にだまされてたわけですね。本人とっくに死んじまってて格げーとかにかかわってないのに・・・。恐るべし梶原一騎の影響力とホラ吹きパワー。つーか未だにマーシャルアーツ=軍隊格闘技って信じ込んでる人結構たくさんいるとおもうぞ、マジで。

ちなみに、テリーとかケンとかのモデルになったべニー・ユキーデ氏。サイトもあります。



ちなみに、映画からだけど、ベニー氏の格闘シーン。白い方ですな。最終的に負けちゃうのがあれですが。うん。たしかにテリーっぽい。すっごく。



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