すずキみるくのGooden 妄言
旧牛乳式形而上精神論理構造研究所日報

2009年08月26日(水) 片山さつき

ちょうど一年ちょっと前の話なんだけど歯医者に行った帰り道で、自民党の広報車とすれ違った。麻生内閣に代わりたてのころで当時から「解散か?」と騒がれてた時期だった。ショッキングピンクの風俗カラーに塗られたその車から流れてきた男の声を今でも忘れることはできない。

「・・・いいですか?皆さん、このようなド田舎の静岡7区が今、全国から注目をあびています。なんでかわかりますか?片山さつきさんが静岡7区にいるからです。片山さつきさんがいるから、この静岡7区は全国区のマスコミ等から注目されているんです。このことを忘れてはいけません・・・。」

・・・正直、冗談だと思いたい。残念ながらこの耳で聞いてしまった。コレを初めて聞いた時には一体なにがいいたいのかわからなかった。一体なにがいいたいのか本気でわからなかった。仮にマスコミで選挙がらみで注目されたとしよう。だからなんなのだ。そんなことで注目されても地元の人間にとってはなにもありがたくない。それをあたかも重要なメリットであるかのように喧伝しているのだから相当頭がわるいとしかいいようがない。

前回当選してから1年2年の間、本当に片山さつきはひどかった。なんせそのときのキャッチフレーズ(最近はお見かけしないが。)は、

「遠州から日本のサッチャーを!」

である。・・・何がいいたいのかって要は片山さつきは日本初の女性首相になる女だからこんな私の選挙区になったお前たちはありがたく応援させてやるからせっせと私を支えなさいねということ・・・だよなあ。どうかんがえても。冷静にみればみるほど自分のことしか考えてないってことがバレバレなわけで。そんでもってその下には、ピンク色の花に黒ぐろとしたうなぎがからみついているという、どこからどう見ても猥褻物にしかみえないシンボルマークがついているわけです。あのセンスの悪さにはぞっとしたなあ・・・。ぶっちゃけ名古屋の風俗店の方がはるかにセンスがいいというレベルなわけで。

ちなみに、なんでサッチャーかっていうと、なんかあこがれてるみたいです。イギリスの鉄の女に。そんでもって名前もちょっぴり、「さ」だけがかぶってるだけだけど、似ているもんで軽く同一化もしてるみたいです。なんせご本人のブログの一人称が「さっちゃん」・・・なかなかの50歳女性です。

とと、話を本道にもどすと、ホント、当選直後からしばらくはひどかった。あまりにもこの人は地元のことを無視しすぎた。くだらんテレビ番組に顔をだしたり、自民党内の抗争(?)みたいなところでばっかり頑張って、とにかく上昇志向の塊、上ばっかりみていたというイメージが強すぎた。(つーか実際そうだったと思う。)

普通にかんがえれば、議員の一期目ともなれば、地元のことを最優先でかんがえて、地盤をしっかりつくらなきゃいけないはずだ。しかも落下傘の小泉チルドレンである。とにかく中央からできるかぎり予算をひっぱってきて地元に貢献しているというイメージをつくりあげなきゃいけないはずだ。ところがそれを全くしないで、興味のあることは自分の出世。口をひらけば頭のよさそうな概念論(TV出演もあまりおもしろくなかったなあ)となれば、地元の人間の心も離れていくのがあたりまえだとしか言いようがない。

ぶっちゃけ、地元に貢献して地盤を固めるという作業、ハッキリ言って片山さつきならできたはずなんだ。逆にいうと城内にはできない。事実、最近になって急に頑張り始めてそれなりの成果もでてたし。ただ、それがあまりにも遅くて、その間に地元で信念信念バカのひとつ覚えみたいにいってるやつにだしぬかれるというおまぬけなお話になるわけだ。

まあ、ひとつだけ好意的なフォローするとね。小泉チルドレンのさっちゃんとしては、地元への利益誘導という旧態然とした支持の集め方はしたくなかったのかもね。ある意味、そういうものを改革するためにでたと本人はおもっているかもしれないし。ただ、それならそれで他の方法で地元の支持を固定する方策を用意しなきゃいけなかったわけで。・・・自分が自民党内で出世すれば、地元の票は安泰になるっていうまぬけな妄想をもってたとしか思えんよなあ。落下傘の一期目でそんな考えにそまってちゃどうしようもないけど。

まあ、でも、今回の選挙スローガン、「日本一馬力のある女」ていうのはあるいみ本当だとおもいますよ。なんせ今回の選挙が苦戦とわかると一気に地元に張り付き、支持者に土下座。かたっぱしから地元の祭りに参加するというフルパワーっぷり。だれか自民党のえらい人におそわったんですね。目標がひとつにきまったときの突破力やパワーは実際すごいもんがあります。さすがエリート。これで、しっかりとした政治家としてのビジョンとか戦略があったらなあ・・・。いくらパワーがあっても行先がロクに定まらない暴走機関車じゃどうしようもないというお話ですな。

実はいまでも、うちの選挙区の候補のなかでは、政治家としての実力ではトップだとおもってます。だけど、いかんせん、4年間地元民の有権者を舐めすぎた。さすがに当選直後は一年生議員のくせして中央と上ばっかむいてて、やばくなると土下座ってのじゃ地元の信用もあつまらんわな。常考。つーか前回だって僅差だったのに、なんで支持をもっとかためようという発想ができんのかなあ。

4年間しっかりやっててくれれば、こんなことにはならんかったのになあ・・・。つーか、いま城内が当選しそうだけど、城内が当選したらどう責任とってくれるのよ?眞鍋かをりに怒られるネトウヨの信念バカよ?これを7区からだすっていうのは正直冗談じゃないですのよ。片山さつきが本気で地元こと中心に活動していれば、どうかんがえても防げた事態のはずなのに。実績的にも、実力的にも。ぶっちゃけ能力はあるんだけど、完全にやり方を間違えちまったんだよなあ。

今回、自民党への逆風だとかいわれてるけど、個人的に片山さつきにはそれは当てはまらないと思う。4年間地元の有権者に尻をむけてきた結果としかいいようがない。というより風とかってそんなのあるいみ関係ないわな。とくに前職で落ちる議員ってのは自分の議員としての実績を評価されたとある意味謙虚にうけとってもらわんと。・・・つーかそれが当たり前だわな。

そんなわけで、片山さつきからは敗戦の弁で「逆風」という言葉は聞きたくないなあと。・・・でも言っちまうんだろうなあ・・・。


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