さて、当日になり申した。正午も近くなったので殿のお出迎えに駅に出向くことになったでござる。拙者、正直殿と一緒に風俗にいくことが妙にダメなことのような気がしており、当日も何度も心の中でダダをこねたのでござるが、さんざん、ここで風俗ネタをかましている以上、逃げるわけにもいかなかったでござる。想像するだけで心が鬱々ってするの、これってなあに?
待ち合わせ場所に行くと殿がほーむからおりてらっしゃる。
「殿!此度はこのような僻地にまでのご足労恐れ多いことにございまする。田舎料理ではございますがこの地で拙者の見立てたらあめんでも召し上がられゆるりとされるのも一興かと・・・。」
「なにをぐずぐずしておる。ゆくぞ。」
「と、殿?行くと申されますと。」
「ええい、うつけめ!前日あれだけめえるで連絡をつけたであろうが!」
「・・・や、やはり本気でございましたか。」
「お主ともあろうものが、なにをいっておる。ささ、はようあないせんか!」
そんなわけで、殿と一緒に電車にのるはめになり申した。聞けば、殿は鉄道まにあであらせられ、なにやら今度なくなってしまう旧型のしんかんせんの0系とやらをご覧になられるため、大坂までいらっしゃるとのこと。その道中に拙者に姫をあてがわせることをおもいついた由。
「しかし、そちは学生時代からあまり変わらんのう。」
「うーむ、しかし皆そんなに変わらぬものだと存じますが。」
「そういえば、そちはマジックスパイスというカレー屋を存じて居るか?」
「はずかしながら存じません。どのような店でせうか?」
電車内で大声をあげて風俗の話をするわけにもまいらずこのようとりとめのない会話をしながら現地にむかうことになったでござる。とはいえ、ボーナス直後という時期のために店が混雑しているのではないかという懸念もあったため、拙者いろいろ気が気でなかったでござる。
その3つづくでござる。
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