こうして出かけた時だけ見るテレビ番組は、 その度に口がふさがらないほど衝撃的である。
争いと暴力と、健康とグルメ。そんな話ばかり。
情報は、すべからく誰か他人の脳を通過している。 金目や欲や奇妙な自己実現でねじまがった脳を通過した情報は、 それはもう本質が汚染されている。
情報は所詮人の脳が判断したことにすぎない。 そうであれば、例え不十分でも自分が直接見聞したことか、さもなければ、 自分が最高級と判断した人の脳が処理したものだけをインプットしたいなあと思う。
何でも、知っていればよいというものではない。 情報に汚染されるリスク、良質の情報を選択するセンスは、 現代人が自立して生きるための必須事項だと思う。
|