1日休んでまた本降り。 道も鉄道も通行止め。
人工構造物のもろいことよ、というメールが大阪のTから届く。 道路の復旧に追われて、大変そうである。
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これだけ降れば、「崩れ」は必ず起きる。 日本は山国なんである。 樹木というペグで、急斜面かつ活断層でぶつ切りの表面を ただおさえているだけなのだ。
川もあばれ出す。 本来、「水みち」というのは、どんなスケールのものであれ、 その地形のなかで自由に姿を変えるものなんであるが、 動かぬように堤防という拘束衣を着せられているのが −それも一級品の治水技術で−、今の姿なんである。
人工構造物はもろい。 自然が時々おこす撹乱の力には、抗えない。
だから、残された手段は、人間が上手に避難することだ。 そのために頭と足がある。
2004年07月21日(水)
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