浅間日記

2006年07月21日(金) 濁流

1日休んでまた本降り。
道も鉄道も通行止め。

人工構造物のもろいことよ、というメールが大阪のTから届く。
道路の復旧に追われて、大変そうである。



これだけ降れば、「崩れ」は必ず起きる。
日本は山国なんである。
樹木というペグで、急斜面かつ活断層でぶつ切りの表面を
ただおさえているだけなのだ。

川もあばれ出す。
本来、「水みち」というのは、どんなスケールのものであれ、
その地形のなかで自由に姿を変えるものなんであるが、
動かぬように堤防という拘束衣を着せられているのが
−それも一級品の治水技術で−、今の姿なんである。

人工構造物はもろい。
自然が時々おこす撹乱の力には、抗えない。

だから、残された手段は、人間が上手に避難することだ。
そのために頭と足がある。

2004年07月21日(水) 


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