事務所にて色々な片付け。 私は、あと数日で、給与所得者ではなくなるのだ。
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昨日のAは不機嫌で、「ダメ、馬鹿!」を連発しHをむっとさせていた。 親に向かって馬鹿などとは、 口にした時点で張り手が飛ぶ厳しい躾の元で育ったHにとって、 こういうことは黙認できない事態なのである。
それを承知で、私は「馬鹿ですいませんねえ」と受け流す。 罵詈雑言を封印しても、他の何かで噴出するだけだ。 例えば、カッターナイフとか。
A本人が、本当の意味ですっきりと救われる為には、 怒りをコントロールしたり、問題を解決する手法を 学んでいくことしかないのである。
そしてこれは、とても孤独で厳しい訓練だけど、 子どもというのは、感動的にやり遂げる力を持っているのだ。
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ぬかに釘の反応で、攻撃をやり過ごしたあと、 何が不満だったのか、どうしたかったのか、 膝の上にのせて、Aにヒアリング調査する。
こうだったの?と聞くと、黙ったままうつむいて小さくうなづく。
新潟県の小学校六年生の男の子も、 今ごろこうしたやり取りをしているのだろうか。
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