taidanarunichijyou
見てみますか?

2008年03月01日(土) 花 葬

午前11時ちょっと前。
がりんをおむかえに車がやってきました。

私は、自分の使っていた冬物のコートに
ハサミを入れて、がりんを包む布にしました。

そして、抱きかかえたまま、
火葬をしてくれる業者の人に。

外は眩しい程の太陽と暖かさ。


めろんさんが、
どうしてもいれたいものがあるから
ちょっとまってて、と、
山手通りを車で飛ばしながら連絡をくれたので

ちょっと待ってる間に、業者の人に
中にメッセージを入れる方もいるので
どうですか?と言われ
あわててコンビニにいってペンを買い
手帳に、がりんへの愛を感謝をお別れを
そしてすぐにくるであろう再会を約束した
メッセージをしたため。

ほどなくめろんさんが車で到着。
50本もの薔薇の花束を持って来てくれました。
白が30本赤が20本。

ありがとう、めろんさん。
ほんとうにありがとう。

がりんはやっぱり眠ってるまま。
一番ふかふかしてる部分の毛を切って
わたしとめろんさんで形見にしました。

大量の薔薇の花に囲まれ、がりんひめは
ほんとうに現実世界での肉体を無くしました。

約一時間後。午後12:10分
骨を拾うときです。

びっくりしたのが
薔薇の花が蒼く焼け残っていた事。

骨もしっかり残っていて
めろんさんと二人で拾ってゆきました。

まずは私が薔薇の花を骨壺に敷き詰め
それから業者の人に色々説明を受けながら
拾ってゆきつつ、
私は必死に前歯を探しました。
そしてしっかりとのこった
可愛いがりんの前歯を二本とも発見!

最後に頭の骨をのせて
骨壺のふたを閉じた頃、さっきまで晴れていた空が
曇ってきました。

めろんさんに家まで送ってもらい、車を降りると
小さな雨粒が。

めろんさんは
「がりんはこうやって知らせてるんだよ!」
っていってくれて、がりんのいじらしさに
また涙が出ました。

今は家で、私の近くに骨壺とお花が。

朝から何も食べてなかった私は
ごくごく普通に、少量のがりんの骨といっしょに
チョコチップクッキーを食べました。
自分のカラダの一部になってほしいから、本当に。

めろんさんからのメールで
あの雨はすぐにやんだから
絶対にがりんのパワーだよ!と。

めろんさんが、けんちゃんに
がりんが迷わないようにお願いしておいてくれたらしいから
きっと迷わずに行けるね。

でも頼りない飼い主だから、
月からいつもみはっててね。
そして私が、苦しい時、時々助けに来てね。
お願いばっかりしてごめんね。


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すみれ