2003年12月14日(日) |
free pardon |
イラクのフセイン元大統領が捕まった、と。 イラクはTikritにいた、と。
これによってイラクの情勢がどう変化するのか、注目。
しかし、何とも複雑。 これからフセインは、その政権下にあった他の重要人55人らと共に、 当然戦争犯罪裁判にかけられる。 ミロシェビッチがそうだったように、死刑の判決が下されるだろう。 起訴のかどは大量虐殺に戦争責任。 まぁ、それは当然の報いだと言ってもいいが。
がしかし、ここで複雑さを引き起こすのは、権力の免罪符の存在。 よく考えて見よう。(ま、よく考えなくても自明といっちゃ自明だが)
世界の反対を顧みず、国連の権限をも踏みにじって武力でイラクを攻略した アメリカ。 このイラク戦争でのイラク市民犠牲者数は、少なくも3000人以上。 一説には万を超える、とも言われている。その中には、明らかなる誤爆 の犠牲者も多数。
これはさ、ちょっと視線を変えればさ、独裁&内政干渉&大量虐殺&戦争犯罪に見えるよね? でもね、それは違うんだって。 アメリカだから、違うんだって。 全ては正義なの。 アメリカだから、何でも許されちゃうの。 だって、強いんだもんっ。
わかっちゃいるけど、やるせない。
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