昼から日帰り温泉など行ってぬくぬく楽しく過ごす。←うちの母は極度の公衆浴場嫌悪族につき誘っても絶っっっっ対に行かないため猫とお留守番。 夕飯の準備はできているのでまったりホワホワ気分で帰宅したら、母が昔の紅白をテレビで見ていた。
昭和46年の紅白だった。こういう企画もっといっぱいやればいいのにね。NHKはBSでひたすらアーカイブだけ延々と流せばいいのにとか思ってる。
まあ、それはともかく 母が「あれ堺正章よね」と指さす。合間のコントというか小芝居みたいなのがあって、石川五右衛門かってなボワンボワンのカツラが落ちてどーこーみたいなくだりだったと思う。←よく見てない。
「あんながんごやんみたいなカツラかぶって」
はい出た、母の謎言葉(方言?)がんごやん。
だからさ、がんごやんって誰なんwwwと笑いながら私が問うと
「がんごやんはがんごやんよ、うちの村ではきちんとしていないぐしゃぐしゃのあたまの人をがんごやんって言うと」
佐賀の方言をどれだけ調べても絶対に登場しないこの謎言葉。 母曰く「佐賀ってひとくくりにするから話がおかしくなるとよ。昔は村ごとに言葉は違ってて当たり前だったから。言葉が違うことでこの人はどこどこの村の人ってすぐわかるし」とのこと。オトボケ様の言うことではあるが、これはボケる前から言ってたので、方言にはきっとそういう要素もあったんだろうなと理解する。故にがんごやんは母の出身村限定方言なのやもしれぬ。
しかし謎のがんごやんよ。 たしかにうちの祖母もこの言葉を使っていた記憶がある。 寝起きでくしゃくしゃの頭󠄀をそのままにしていると「がんごやんのごとして、はよ櫛でときんしゃい」的な使い方をしていた気がする。
まさかテレビを見ていた母からこの懐かしき言葉「がんごやん」が飛び出すとは思いもしなかった。ありがとうマチャアキ。あのとき君は若かった。
そしてがんごやん、誰なんだお前は一体。
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