2024年08月24日(土) |
市販薬効かないの辛すぎ問題を解決するために。 |
今考えると、旦那と暮らしているときはひどい頭痛で寝込んでも心配なことはなかった。 彼は食事も作れるし後片付けもできる。買い物も行けるし、掃除洗濯も普通にできるので、私は存分に寝込んで回復に専念できたのだ。
しかし同居人が認知症母ではそうはいかない。 この一年、市販の鎮痛剤がほぼ効かないため、割れそうな頭でも最低限トイレ掃除と食事の用意はしなければならない。
最近はひどいタイプの頭痛が始まると首とか肩とか関節まで異様に痛いので、ストレスがひどいというかなんかネガティブ大魔王みたいになって、辛いを通り超して自分で自分を攻撃しているような感覚になり虚しくてならなかった。
「痛い」が通り過ぎればなんてことはないのに。 痛みさえなければ凹むことも虚しくなることもなく、めっちゃ汚されたトイレの掃除だってできるのだ。 だが市販の鎮痛剤は効かない。
5年前にいった頭痛クリニックは、駐車場がなく通いづらかったことと、処方された予防薬も鎮痛剤もあまり効果がなかったことで、数回通って止めていた。
佐賀県民時代の病院で処方してもらった鎮痛剤(混合薬)は効き目があったよなあと懐かしみながら、まさか県外まで通院するのもなんだかなと思い、ダメ元で今一度頭痛専門クリニックを探す。できれば院内にCTがあって変な治療なくて、駐車場があれば助かるよなあって感じで、候補にあがったところを予約する。新しくて綺麗な医院。
CTは相変わらず全く異常なし。安心。 これまでの経緯話して処方してもらった薬は数種類。 で、今日ズガーンと痛むので飲んだ。 効いた。
なんかホッとした。
いやほんと、ものすごく心からホッとした。
これまで処方してもらったものとは違う奴ばかりだった。 痛い痛いと頭抱えて二日も三日も我慢しなくて良くなった。 予防薬はこれまで見たのとは違っていた。 効果あるといいなあと、こっちには淡い期待をして飲んでいる。
子育て中は痛くても息子のために突っ走り、夫と二人のときは助けてもらったり「可哀想に、俺がかわってやりたい」と慰めてもらったり「死ぬなー!俺より先に死ぬなよ!」と大げさ大明神されて笑わせてもらっていたけれど、今はただただ寝込まないように耐えに耐えるだけだった。
効果のある鎮痛剤が手に入ったこの安心感はなんとも言えない。 甘えられる相手がもう骨壺の中なので、せめて痛みくらいは鎮痛剤に甘えて退治してもらうことにする。
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