2024年06月01日(土) |
湧かないし持ち合わせない。 |
生まれてこの方、嫉妬って感覚が湧いたためしがない。
自分が恵まれていたからじゃない。どっちかと言えば恵まれてない。
給食費を持たせてもらえず黒板に名前書かれたり、学費未納で担任から督促状を渡されることが毎度毎度だった小中高時代なので、むしろ憐れみの目で見られていた側である。←兄貴はこんなめにあったことない。払ってもらえないのはなぜか私だけ。それに対して別にどうとも思ってない。子供なんで親の懐事情や価値観、優先順位に従うしかない。
下校中の買い食いなど夢のまた夢であり、昼食も自分で弁当を作れなければ売店の100円パン1個で済ませて終了である。
が、それでも人に対して嫉妬みたいな感情は抱いたことがない。
「そこに堕ちるのだけはプライドが許さない」と思って生きてきただけだ。 要するに(虚しき強がり)である。
高3の冬休みになればアルバイトができる。自分で金が稼げる。 それまでそこに意識を向けるな。 それまで見聞きするもの湧く感情全て自分の栄養にしろ。 ひたすら言い聞かせてきた。 背筋をのばし前を見据えて自分を守ってきた。
こればかりは誰かに教わったわけでもなく、私がなぜかしら生まれ持った気質だから致し方ない。
バイトができるようになった18歳以降からは、自己収入と自己責任で何もかもを(自分以外の誰も頼らないかわりに他の言うことも一切意に介さず)選択してきたので、この40年間は本当に自分らしく「思い立ったが吉日人生」を波瀾万丈に微塵の後悔もなく生きてきたと思う。
いい40年だったなあと心から思う。 あと20年、もっと自分らしく生きたいなと改めて強く思う。
私の唯一敬愛する絶対神(芥川龍之介)に少しでも近づけるように学び続けたいと希う。
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