大掃除をしながらため息をつきまくる。 今年の年末年始は旦那(骨)も息子(東京)も居ない現実にちょっと憂う。
傍らにいるのは明日が大晦日なことも明後日が元日なことも秒で忘れる老母と、こたつがあれば幸せですけど何か?的な黒猫だけである。
まあ、しゃーない。
息子は病院での年越しだけは阻止したいと後半驚異的な回復力を発揮し、なんとか本日午後無事退院できた。 が、ドレーンが抜けて数日かつちょっと前まで絶食だった人に、帰省ラッシュは酷というもんだ。なのでチケットはキャンセルし回復するまでは自宅で養生&リハビリとなった。
でも今年はオトボケとはいえ実母と一緒で良かったねと思っているあなたは、私の生い立ちの闇の深さを知らんから致し方有るまい。
私は物心ついたころから世の子のような母親大好きっ子ではない。 別に虐待されたわけでもなんでもない。 私は幼い頃から両親と兄とは思想や宗教が別世界だったので、未だ丸腰では受け入れられないだけである。
だがそれを理由に相手を否定することは相手と同じ世界に落ちてしまうため、彼らは彼ら、私は私と長年ヘドロのように湧いては腐り続けている感情に蓋をして生きているだけだ。
夫と出会ってからこれまで、大晦日から正月にかけて共に神社へお参りしてくれる家族が今年はいないという現実だけが刻一刻と近づいてくる。
……ま、ひとりでもいくけどね。たぶん旦那はピクミンみたいについてきてくれると思うし。←歩根類扱い。←ちなみに旦那は赤ピクミン。息子は青。
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