Dynamite徒然草
Dynamite徒然草

2020年02月09日(日) 元祖の元祖。

旦那と長浜ラーメンの話をすると、今更ながら世代間ギャップが面白いというか歴史の生き証人みたいな話をぶっこんできてくれるので夢路いとし喜味こいしなわけで。

来年銀婚式を迎える私たちはそーとーな年の差夫婦なんだが(改めて言うが23歳違う。故に旦那は世の後期高齢者爺様からたいへん羨ましがられる。がんばれ後期高齢者男子。たけしを見習って離婚体操の後、ひとまわり以上年下の愛と体力とボランティア精神旺盛な相手と再婚するってコースもあるぞ。※でもかいしょなちだと相手にされないでちゅよ←ネタ元が「おるちゅばんエビちゅ」とわかるあなたと私は同胞同胞。)

それはさておき

私が20代の頃の元祖長浜屋は旧店舗でラーメン250円、替え玉50円。
これが旦那の思い出になるとそれ以前の屋台時代となり、価格もラーメン50円、替え玉20円、焼酎20円ときました。ダンスホールに行く前に友達とここで腹ごしらえ。金がないので二人で焼酎一杯ずつ飲んで、頼むラーメンは一杯だけ。じゃんけんして勝ったほうが先に食べて、負けたほうがその後の替え玉を食べる。店の親父も常連の若い兄ちゃんたちだから、そんな頼み方しても許してくれる。今はだめですよ。人情あふるる昭和30年代後半から40年前半の話ですからね。
それからダンスホールに行っちゃあ艶つけて踊っておなごの気ば引きよったらしかですよ。しぇーしゅんやねえ。

どの時代でも青春の胃袋や泥酔者のまだ帰りたくない駄々っ子ごころを満たし温めてきた元祖。
今は那の津通りから引っ込んで魚市場西側に近いほうに移転し店も小綺麗になったあげく、値段もラーメン550円、替え玉150円になりましたが、あの「あぶない」看板も、麺の硬さと油の量だけを言う注文スタイルも、長靴姿の従業員も、デカいヤカンと湯呑の入ったカゴがどーんと乗った相席テーブルも健在なので、私は席につくとどうしても不審者のようにニヤニヤしてしまいます。値上げはしてもこのスタイルだけは令和の次の次あたりまでは貫いていただきたいと思っております。がんばれ元祖。楽ちゃんもがんばれ。←楽ちゃんのおすすめは「らくらく定食」ですが、どっちかってーとランチタイムを外した時間帯に行ってお好みであれこれ揚げてもらいつつ飲むのが好き。

いかん、今度は車やなくて博多駅から68番バスに乗って行ってみよっと。

では火薬田ドン、Anya gi ozo(尼)。


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書いてる人 : Dynamiteおかん