佐賀県の早朝はところにより激寒です。 いちおう九州ですけどね、佐賀県。
なので、ここ最近は息子のお弁当バッグに使い捨てカイロを入れて お昼でもあったかいお弁当がいただけるようにしております。
で、食べ終わったあとは腰とかに貼ってるらしいです。無駄なく使おう使い捨てカイロってなわけです。
さて 私がお弁当を作って使い捨てカイロを探していると 夫が言いました。
「何さがしよーとや」
「使い捨てカイロ。どこ置いたっけ」
「ああ、 貼るオンパックスやったら、この引き出しに入れとーぜ」
そうです。私の夫 (御年73) は、貼るタイプの使い捨てカイロを「貼るオンパックス」と呼びます。人生で最初に目にした貼るタイプの使い捨てカイロの商品名を、ずっと呼び続けているのです。律儀です。高齢者あるあるです。
ちなみに高2の息子は貼ろうが貼るまいが「カイロ」と言います。 カイロは使い捨てしか見たことがない世代なのです。白金カイロで低温やけどをしたことのない幸せな世代です。
そして子供の頃に白金カイロをお腹に置いたままうっかり寝てしまい、カイロのカタチに低温やけどをしてしまったことのある私は、貼ろうが貼るまいが使い捨てカイロは「使い捨てカイロ」と言います。私にとって「カイロ」はあくまでもベンジンを入れて使うものなのです。ええ。
そう言えばうちの母は、使い捨てカイロのことをずーっと「どんとぽっちい」と呼んでいました。CMのセリフを商品名として記憶し呼び続けるという、非常に珍しいパターンです。さすがマイ・マザー。
世間では「ホカロン」や「ホッカイロ」などと呼ぶ人も多いようですが、さすがに「貼るオンパックス」や「どんとぽっちい」と呼びつつける人はうちの家族以外に見当たりません。
実にレア。
感動すら覚えます。
この伝統を途切れさせてはならない。
継承せねば!!
息子よ!明日からそんなそっけなく「カイロ」などと呼ばずに 「貼るオンパックス」もしくは「どんとぽっちい」と呼ぶのだ!! そして君の子供、孫、ひ孫にまで この伝統を継承させていきたまえ!!!
・・・いや、無理だわwwww
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