2008年10月23日(木) |
おばあちゃんの怒りはもっともだ。 |
ご近所のおばあちゃん(84歳)が 玄関先で どっかの病院か施設の人に文句を言っていたのが聞こえてきた
どうやらデイケアで風呂に入ったら 男のスタッフが背中を流しにきたという
「あたしは年寄りだし乳がんの手術もして乳もなかけど、これでも女たいね、男と風呂場に一緒なんて恥ずかしいまねしたくなかと。だからもういかん」
するとその施設の人らしい中年女性の声がしはじめた
「まあ〜あ、あら〜そ〜おだったの〜、そぉ〜よねえ〜、いやだったのよね〜え、でもまた来てちょうだいね〜え、つぎはおば〜ちゃまにいいようにするからね〜え。きょ〜はひとりでおでかけしたのお? まあ〜おかいものにいったの〜まあ〜えらいわね〜え」
・・・幼稚園児に話しかけてるようなこの口調、なんなんでしょうか?
このおばあちゃん、歳はくってるけど元気でシャキシャキしてて健脚だし口は達者なんですよ。
なのにこのバカにしたような受け答え。
そのうちおばあちゃんも呆れ口調になってました
老人施設のスタッフって なんでみんなしてこういうバカにした口調でしゃべるんでしょう
でもっておばあちゃんはどうもデイケアには行きたくないらしいんですな (うちの母に愚痴ってたらしい) 別に風呂になんて自分で入れるし生活に不自由はないし 買い物だって自分でできるし散歩だっていけるし ましてやちっともボケてないし
なのに無理やりデイケアをすすめられて 無理やり連れていかれるとか
もっと不自由になったら利用するからといっても 介護保険を利用させたいのかなんなのか 強引に説得して連れていっては おばあちゃんを不機嫌にさせて帰らせる
よくわかりませんな、日本の福祉って...
うちの父がマヒって退院してからリハビリ病院探してたときもそうでしたが マヒって歩きにくい人に対して 幼稚園児に対する口調で話しかけてくるスタッフが多いことったら
父は当時65歳になったばかりで 左半身はマヒッているけどボケちゃいないし会話もできる だけどまるで介護関係、福祉関係の人の父に対する口調は保母さん状態
ものすごい違和感でしたね
私は違和感程度でも 父は屈辱だったことでしょうよ
実際言ったそうです 「俺ばバカにしとるとか!なんかその口の利き方は!」 怒鳴ってるしw
スタッフは言ったそうですよ 「そんなつもりじゃなかったんです」ってね
恐るべし「そんなつもりじゃなかった」症候群
父は自分の意見を口に出して言えるからまだいいけど 右半身マヒの人は言語に障害が出るから口に出せない 口にだせないで「うあうあ」って感じになると またスタッフは赤ちゃん言葉で相手をし始める
悔しいだろうなあ...
たいていのお年寄りたちはうちの父みたく短気じゃないし優しいから そんな口調で話しかけられても はいはいって相手してるんだろうけど
やっぱりまだこの国の福祉はどっかズレてる ニーズにあってない
だからいつまでたっても福祉施設がただの邪魔者引き受け所でしかないんだわ 日本人って想像力が欠如してんだろうかしら?
近所のおばあちゃん頑張れ! あのバカ口調おばはんが倒れてマヒにでもなったら そのときこそおもいっきり赤ちゃん言葉で話しかけてやるといいわ
そーしないとわからないんだきっと、どいつもこいつも。
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