今日は干潟に行きました。
佐賀の干潟で泥まみれの友情をはぐくむ息子と五十路友の図。
いいコンビです
私はというと この泥遊びごっこに興じる仲睦まじい二人の手前にて 携帯電話を片手にまるで生コン流出事故現場で検証の写真を撮影しようと勇ましく突撃してはみたものの、次第に深くなっていく現場で立ち往生しつつ、携帯だけは被害にあわぬよう泥のついた手をシャツやジーンズでぬぐいながら、ケータイ用のロングストラップおよびタオルを持ってこなかったことを、もはや抜き先ならぬところまできてからものすごく後悔しつつ、一人深みにずぶずぶと埋もれながら必死にシャッターを切る孤高のジャーナリストのような後先を考えない行動をとっておりました。
ガタスキー使えよ、自分。
手前に並んでいるのがガタスキー(使用前) ふつうはこれを使用して干潟を進みます。 ※よい子のみんなはくれぐれも干潟で無謀な四十路の真似をしないでね!
さて 四十路は途中でようやく沖から戻ってきた息子のガタスキーに命びろいし それを使用して進もうと思ってはみたものの 両手を使わねば進むことができず さすれば携帯電話は泥まみれとなるわけで しばらくこのジレンマによる立ち往生に陥ったわけですが 片手でもどうにか強引に進むことはできまいかと またもや決死の挑戦で なんとか少しずつ移動することができました
※よい子のみんなはくれぐれもカメラや携帯を持って干潟に入るのはやめようね!
けれども
私の無謀なチャレンジのおかげで こんな写真も撮れましたよ
干潟のエビちゃん(瀕死)。※手タレ=息子。
我泥ぬれてカニとたわむる。
※カニをのせてる手が異様ですが曲げた指が泥で見えないのと角度で隠れているだけであります。手タレ=五十路友。
他にもトビハゼとか、沖にはムツゴロウとか、シジミみたいな小さな貝とか、細長い魚(ワラスボ)とかがウヨウヨしてて、普通の海とか海岸とは大違い。
ほかの子供たちもみんな 「カニがいるーっ」とか「ムツゴロウがいっぱいー」とか 泥に足が埋まって「たすけてーっ」とか 中には頭のてっぺんから完全に泥まみれになって遊んでいる子もいて とにかく干潟はみんなして泥まみれ 激しく開放的なところなのであります
しかーし 私の任務は息子の理科の学習資料撮影 写真を撮らねばならぬのです しかーし 生き物はすぐに逃げ 私は泥に足をとられて追えないのです
みんなストレス発散するかのように楽しく開放的に遊んでいるのに 私ひとりでストレス満載で泥を凝視
それはあまりにも あまりにも奇異な四十路の姿だったに違いありません
だけどいいのです すべては理科の自由研究のため たといこの身が泥に埋もれても 携帯の残した画像だけは後世に残しておくれ私の生きた証として永遠に
などと ひとり芝居をしていた 炎天下の干潟であります
私の努力に乾杯
干潟、いいですよ。 ちなみに干潟体験ができる場所は 佐賀県鹿島市の「道の駅鹿島」 ガタリンピックで有名なところであります シャワー、更衣室あり 体験料金おひとり様600円
奥様は泥パックで美肌追及、旦那様は会社でのストレスを干潟に飛び込み泥まみれになることで発散してみるのもよろしいかとヽ(゚∀゚)
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