ちーす 一徹兄からすっかり「苦労知らずの幸せ者」の烙印を押されちまった四十路妹です。ごっつぁんです。
一徹ぅ・・・自分だけが人生山あり谷あり竹脇無我と思ったらいかんですよ。
まあ 男の人ってのは大凡自分の苦労話とか武勇伝とか語るの好きだし、そういう人に限ってそんな話をニコニコと聞いてくれてる相手に対して「苦労知らず」だと決めつけた物言いをする妙な傾向があるものです。
たしかに 一徹はとんでもない大病を若い頃に患い、こりゃ死ぬなと思われたとこから奇跡的に生還した経験があったり、唯一無二の大親友が早世するといった悲劇も味わい、某業界トップ企業のトップ営業マンの地位を捨てて大恩人が起こした会社に就職したもののわずか一年で恩人が会社を閉鎖してしまうなどといった義理人情で悲惨な目にあったり、地元の暴力団な皆様とわかっていながら喧嘩を売って拉致られボコられ五体不満足になりかけたり、それに懲りずにまたまた喧嘩して今度はすっかり勝利したり、7年付き合ってきた女性と結婚したら3年足らずで破局するといった間抜けな経験をしたりしてきた破天荒で波瀾万丈なお前は本宮ひろ志かよってな男であります。
なので その妹は真面目で平和で幸せだと 思っていてくれるのは私としてはありがたい。
でもですね
優雅に泳ぐ白鳥も越冬の為の長い過酷な旅を経験し 雄々しく堂々とした百戦錬磨の虎だって、時として飢えることだってあるしハンターに狙われることだってあるわけです。
だけど白鳥はいちいち身の上話なんかしないし 虎だってわざわざ武勇伝や苦労談はいたしません。
凛として 雄々しければ 白鳥は白鳥で 虎は虎ですから。
そこんとこ やんちゃなキミにもいつかわかる時がくるかなあ...。
というわけで 私はこれからも疲れた虎夫を家で優しく包んであげられる 白鳥ならぬ黒鳥でいたいものです。
|