福岡で用事を済ませて帰ろうとしたところ 偶然、幼稚園で息子と同じクラスだったお友達のママとばったり出会い ひとしきり近況報告などで立ち話をしていたんですが
耳を疑うような話を聞くことになりました。
この夏、彼女の子供たちが通う地元の小学校で平和授業があり、そのとき教師が1年生にも被爆した人たちの写真や絵を見せたというのです。
その「平和授業」で 彼女の子供は大変なショックを受けて保健室に運ばれ 以来、日常生活でひとりでいられなくなったり 「戦争」「原爆」「被爆」などといった言葉に 過剰なまでに怯えるようになってしまったといいます。
戦争の話だけならともかく 皮膚がただれ 目が飛び出した 被爆してしまった人の写真や絵を 小学校1年生の子供たちに見せる教師の心理って何なんでしょうか。
他の小学校低〜中学年の平和授業についても調べてみましたが たいていは児童向けにつくられた平和授業用の映画を鑑賞したり 体験談を聞いたりして感想文を書くなどといったものがほとんどです。
なぜにこの教師は話だけならともかく 悲惨な写真をまだ7〜8歳の子供たちに見せる必要があったのでしょうか? それを強引に見せることで子供にトラウマを与え、自分の力でも誇示したかったのでしょうか?
たしか 私が小学生の頃 六年生の修学旅行で 長崎の原爆資料館へ行った記憶がありますが
そのとき私が感じたのは 「戦争って惨いことをするんだなあ」という点と もうひとつ
展示資料にショックを受けた同じクラスや学年の女子たちが パニックになって泣きわめき ああ この展示資料の悲惨さが 彼女たちには耐えられないのだということを知り。
人の感情は こんなに違うものなんだなと なんとなく実感した覚えがあります。
平和授業は大切なことだというのは 日本人なら誰でも思うだろうし 唯一の被爆国だけに この現実を 語り継ぐべきだろう と そんなこたーわかってます。
わかってますが
教師って子供を実験台に何やってんでしょうね。 恐いもんです。
・・・人の世は人に壊されて乗り越えていくことの繰り返し。
何もかもを破壊する戦争が行われなくなった 一見平和なこの国では 今日も静かに心を破壊する行為がどこかで平然と行われています。
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