| 2005年01月09日(日) |
巨大温泉旅館が苦手な理由。 |
目覚めればここは巨大温泉旅館の一室。 巨大温泉旅館故に 風呂は遠いです。延々と歩きます。へたすりゃバスに乗せられて連れていかれます。
メイクの必要がない男共は 仲良く朝風呂に向かっておりましたが 私が彼らと同じように朝風呂まで延々と歩いていって 風呂に入ってあがってメイクして身支度整えて朝食にいく頃には 朝食バイキングのおかずはジャッカルまたはハイエナまたはハゲタカと化した団体客の中高年の皆様にがっつんがっつん食い荒らされ 取り散らかされた残りものしか食えないわけでして それだけは回避したく 朝風呂を断念してメイクと身支度にいそしみました。
そして朝食会場に到着いたしましたら いましたいました中高年の皆様方。 お顔を見なくったってトレーを見れば一目瞭然。 お皿にごちゃまぜに盛りつけられたおかずの数々。 とりあえずトレーに乗せてしまう味付け海苔と納豆と温泉卵。 斉藤さんこっちこっちと張り上げる大声。 戦場と化したサラダバー。
よくもまあ朝っぱらからハイテンションでいられるもんであります。 そーとーな高血圧なんでありましょうか。どうなんでしょうか、そこんところ。
巨大温泉旅館はまた部屋からロビーまでが遠いのです。 延々と歩きエレベーターに乗り、また歩く。 ロビー近くに到着した頃にはすっかり疲れ果て ソファーに座ってついついコーヒーを注文してしまうのです。
しかもロビーの横には広い土産物売り場。 そして人々は長い廊下の旅を癒すかのように ついふらふらとここに吸い込まれてゆき だからそれは博多にも売ってるだろが!ってな感じの饅頭や だからそれはネーミング変えただけでどこにでも売ってるだろが!ってな感じのチーズケーキを買うハメになるのです。
私も買いました。 だからそれは湯ノ花でも地元の温泉成分でもなんでもないただの入浴剤だろが!てなヤツと、そりゃほとんどひよこ饅頭と同じだろがってな感じの狸饅頭を。
洗脳です。イニシエーションです。 ここへ集う者全てが知らず知らずのうちに自ら行う儀式なのであります。 恐るべし巨大温泉旅館!!
そうです。私は以前にも巨大温泉旅館で洗脳され購入してしまったものがあります。
その名も「ツボキーク」

お部屋で私を見かけたら気軽に使ってね!
気軽に使ったあげく なぜか気に入り買ってきてしまった巨大温泉旅館土産です。
果たして次に訪れるとき 私は一体何を買って帰るハメになるのでありましょうや・・・・
完。
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