2004年05月02日(日) |
今は昔、竹取の媼(おうな)というものありけり。 |
野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことに使いけり。 名をばダイナマイトのおかんと言いける。
はい。今日は筍(たけのこ)掘りに行きました。 とはいえアウトドアがこよなく苦手な私が 自らこのようなイベントの企画立案をするわけもありません。 今回のレジャーはbrother一徹の誘いであります。
この一徹兄、見た目によらず家庭菜園で各種野菜を収穫したり 天気がよいと船を出して(船舶免許有)魚を釣り とにかくこういうアウトドアごとが好きなのです。 夜行性の妹とは大違いです。
さて 車は一路、甘木のとある場所へ。 参加費用を払って山に入りました。 登って登って登って登って・・・・
ひーっっ!!! どっかに休憩できるベンチとかログハウスとかないのー???
と 思っているのは私ひとりです。
子供達はがんがん山を登りまくり それぞれにエキサイトして遊んでおります。
兄貴と兄嫁と母は クワとドンゴロスを手に真剣にたけのこ掘りです。
私はたけのこ掘りというよりも 土からあまり顔をだしていないたけのこというものは やはり素人ではなかなかみつけにくいものではないかと考えつつ 誰も手をつけていない場所をかき分けてみたりして 一攫千金狙いのハンター状態。
とはいえしょせんアウトドア知らずの素人。 管理人のおじさんがやってきて 「ここ掘ってみぃ」と笑顔で指さしたところには とてつもなく大きなたけのこが埋まっておりました。
さすが竹取の翁!
カールおじさんのような風貌も素敵でございます。
私はすっかりたけのこハンティングをあきらめ 姪っ子とかぐや姫ハンティングを計画しました。
「この竹の中にさー、かぐやひめがいたんでしょー?」(←姪) 「そうよ、もとひかる竹なん一筋ありけるやったとよ」(←私) 「へー。こんだけあったらここにもどっかひとつくらいあるかもねー。探して見ようよ」 「そーやね。でも切るときはフシの真ん中きらんごと気をつけないかんよ」 「どーして?」 「かぐや姫ばぶったぎってしまったらヤバいやん」 「あっ、それもそうだね!」
けっけっけっと笑いながら 竹林を散策する私と姪っ子。 一体何しに来たんだ。
気がつけばたけのこゲット隊のほうは ドンゴロス一杯になった戦利品に大満足。 キロいくらの支払いだけにそーとー高額になるはずだったものの もうシーズンも終わり頃だからということで 管理人の竹取の翁ことカールおじさん(←違う)が破格値にしてくれ すっかり大満足で山を下りた一行でありました。
ありがとう、カールおじさん!
ご苦労様、たけのこゲット隊の皆さん!!
そして料理はよろしく、母!
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